エプロンにミニスカートというメイド姿の若い女性たちが店のビラを配りながら客引きしていた。誘いに乗って「メイド喫茶」に入ったはずが、中にいたのはシャツにジーンズというカジュアルな格好の“メイド”ではない女性たち。高額な料金を請求するぼったくり店が横行しているという大阪・日本橋の電気街「でんでんタウン」。別の店では「酔ってからまれることもないし、客も気弱な男が多いからメイド喫茶の方が楽だよね」と言い放つ“メイド”もいた。(宇都宮想) ■メイド1人5千円 雑居ビルの5階。フリルのついたメイド服を着た10人ほどの女性従業員が記者を出迎えた。従業員の中には韓国とのハーフという女性もいるといい、国際色豊かなメンバー構成。記者とともに3人の従業員が席につき、1人が「30分のトークタイムがフリードリンク付きで5千円です」と説明した。しかし、これは席につく従業員1人の値段といい、「3人全員いっちゃいましょ