モバイルOS「Android」に採用されているレンダリングエンジン「WebKit」搭載ブラウザの脆弱性が、セキュリティ研究者によって明らかにされた。この脆弱性が悪用されると、リモートでのコード実行やソフトウェアのクラッシュを引き起こすおそれがあるという。 Alert LogicのセキュリティエンジニアであるM.J. Keith氏は米国時間11月5日、攻撃者がこのバックドア脆弱性を悪用するとトロイの木馬など悪意のあるソフトウェアが密かにインストールされ、モバイル機器が完全に乗っ取られてしまうおそれがあると警告した。同氏によると、ユーザーが特別に細工されたHTMLで書かれたウェブページを読み込むだけで感染してしまうという。 このセキュリティホールは同日、Keith氏によって公開されたもので、これまでに「Android 2.0.1」および「Android 2.1」を搭載するMotorolaの「D