ECサイトを題材にソフトウェア開発の全工程を学ぶ新シリーズ「イチから全部作ってみよう」がスタート。シリーズ第15回は、ここまで作成してきた要求仕様書に対するテストの第1段階となる「セルフチェック」について説明する。
ECサイトを題材にソフトウェア開発の全工程を学ぶ新シリーズ「イチから全部作ってみよう」がスタート。シリーズ第15回は、ここまで作成してきた要求仕様書に対するテストの第1段階となる「セルフチェック」について説明する。
ホンダが製作する歩行型ロボットの「ASIMO(アシモ)」が進化を重ねている。2000年の登場以来、走ったり、踊ったりできるようになるなど、年々改良してきたが、2007年12月に発表したアシモの成長点は、自律的に動けるようになったことだ。これまでは操作する担当者が「停止」といった指示を出さなければならなかったが、アシモが自ら考えて動けるようになった。2体のアシモが協力し合って1つの作業をこなせるようになったことも成長した点だ。 アシモが目指すのは、人間と共存して役立つこと。ただ開発する研究所内の想定環境と実社会では異なる点も多い。実用化に向けた課題点を洗い出すための実証実験として、2体のアシモが2007年12月12日から2008年1月31日まで、東京・青山にあるホンダの本社で“勤務”した。担当した業務は来客の誘導とお茶の配膳。1日2時間稼働し、平均12回、お茶を運ぶなどの業務をこなした。 記
こうした業務をこなせるようになったのは、身体的(ハードウエア)と知能的(ソフトウエア)の2領域で進歩したからだ。身体的な進歩としては、腰に電極を取り付け、バッテリー残量が少なくなると充電台に自ら出向けるようになった。これまでバッテリーは箱状になっており、取り出して交換する必要があったが、アシモが自分で充電できるようにした。また、バッテリーの残量や現在地などを無線LANを介してアシモ同士がやりとりする。協調作業はこうしたアシモの成長によって可能になった。 もう1つの知能的な進歩は、自律的に動けるための取り組みだ。自律的に動くためには、自らの進路に人など障害物があっても考えて解決できるようにしなければならない。今回の進歩では、障害物を見つけると避けられるようになった。自ら歩こうとする進路に人を検知すると、人の進路を予測して経路を変える。進路を変えても通れないと判断した場合には、道を譲るポーズを
株式会社ZMPはMicrosoft、双葉電子工業株式会社と協力し、世界で初めてMicrosoft Robotics Studioを使って制御できる二足歩行ロボット「e-nuvo WALK ver.3」を製品化した。大学などの教育機関や企業における社員研修教材として、ZMPのWebサイトより販売される。 Microsoft Robotics Studioは、ロボット制御プログラムの開発ツールで、さまざまなモジュール群や実行環境などを備えている。ロボット開発には制御プログラムなどのソフトウェア部分のみならずハードウェアの知識なども要求されるが、同ツールを使うことで開発者はアルゴリズム開発などに専念することができる。 また、実機を伴わない仮想環境での実行も行えるようになっている。同じプログラムでバーチャルロボット、リアルロボット(実機)の両方を動かすことができ、開発者はより効率的にプログラミン
5月24日発表 5月24日、株式会社国際電気通信基礎技術研究所(ATR)と株式会社ホンダ・リサーチ・インスティチュート・ジャパン(HRI)は共同で、あらたなブレイン・マシーン・インターフェイス(BMI)を使って、脳活動を計測することでロボットを操作する基礎技術を開発したと発表し、日本科学未来館で記者会見を行なった。 脳に電極を埋め込んだり、訓練の必要がないことが特徴。ヒトの脳血流を使って脳機能を計測するMRIを使うため、ヒトの動作からは7秒の時間差が生じるものの、ほぼリアルタイムに近い速度でロボットを動かすことに世界で初めて成功した。 実験では、じゃんけん動作をロボットハンドに再現させた。正答率はほぼ85%だという。 開発したのはATR脳情報研究所の神谷之康(かみたに ゆきやす)研究員ら。昨年5月に「ネイチャー・ニューロサイエンス」に発表した「ヒトの脳における視覚的・主観的内容のデコーディ
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