「 絵が苦手です」っていう人の根本は、ものを良く観ていない人が多い。(手の筋力など身体的理由があるケースはのぞく。) 芸大受験には大概デッサンがある。 デッサンというのはまず観る訓練である。その上に観えたものを紙の上に描き出す技術が要される。 デッサンにも理論はあるが、多分ほんとに描くのが得意な人は写実画なんてあまり描いたことがなくても、画材の扱いに慣れればそれなりに描ける。描けないって人はまずものをよく観る。どんな成り立ちでどんな形でどんな色か。そこに、自分が対象に感じる何かを加味できると作品になっていく。 観るったって、ちゃんとみえてるよー!って方。 紙と鉛筆を出して、立方体を簡単に描いてみてくださいな。テッシュの箱なんかがあれば良いですね。図形ではなく、みえたように描いてください。 描けましたか? この箱は簡単に描いたとはいえ、端的に言ってありえません。 3面が見える場合、横の線がほ
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