2017年4月21日のブックマーク (2件)

  • チンパンジーは「三にして立つ?」- 行動研究から示唆されるチンパンジーの栄養的自立の時期

    旅行で訪れた異国の地で、現地の人びとと交流し、「こんな習慣があるのか」と驚いた経験が、みなさんにもあるかもしれません。たとえば挨拶ひとつとっても、ハグをされたりキスをされたりすると、日で生まれ育った私などは、どぎまぎしてしまいます。そして翻って、挨拶は会釈が基だと、私が当たり前に思って(思い込んで)いたのだと、気付かされます。このように、人は、自分の所属している集団の外に出なければ、自分自身について考え直すことが案外難しいものです。 では、日人という集団ではなく、もっと広く、「人間という集団の外」はどこになるでしょう。その答えのひとつが、ヒト以外の霊長類です。なかでもチンパンジーは、遺伝的に最もヒトに近縁な種であるため、ヒトの進化の隣人として、多くの興味と注目を集めています。私はこれまで、合計で2年近く、アフリカに住む野生チンパンジーの集団を追いかけながら、「人間としての自分」を強く

    チンパンジーは「三にして立つ?」- 行動研究から示唆されるチンパンジーの栄養的自立の時期
  • 遺品整理士が見つめた「現代の死」|NHK NEWS WEB

    亡くなった人の遺品を家族に代わって片づける「遺品整理士」という仕事をご存じでしょうか。核家族化や単身世帯の増加とともに需要が増え、現在、全国でおよそ1万7000人が業界団体の認定を受けて活動しています。 変わりゆく家族の姿と向き合いながら、ある遺品整理士が見つめた「現代の死」。そこから浮かび上がるのは…。(富山局 猪俣英俊記者) 「こういう写真を見ると寂しい」 切なそうに、そう漏らしたのは、遺品整理士の三國健司さん(43)です。 ことし2月、三國さんは、富山県内のアパートで1人で亡くなった50代の男性の遺品を整理していました。 生前、独身だった男性は県外に住む親族とも疎遠で、男性の親族が 「遺品はすべて処分してほしい」 と依頼していました。 最近、こうした依頼は増える傾向にあり、三國さんは家族のつながりが希薄になっていると感じていました。 三國さんは、富山市内で4年前から格的に遺

    遺品整理士が見つめた「現代の死」|NHK NEWS WEB