<ロシア本土からクリミアへの重要な補給路でプーチンのプロパガンダツールでもあるクリミア大橋が遂に堕ちた?> ロシア軍はもうクリミア大橋を使っていないと述べている──ウクライナ政府はそう述べる。全長約19キロメートルのクリミア大橋はこれまで、ロシア軍がクリミア半島やウクライナ南部の部隊に兵器や弾薬を供給するための主な補給路として利用されてきた。【エリー・クック】 【動画】昨年10月にクリミアでロシア艦船をウクライナの水中ドローンが攻撃する現場とみられる映像 ウクライナ保安庁のバシーリ・マリュク長官はインタファクス・ウクライナ通信に対して、ウクライナ軍の攻撃により、ロシア軍の物資補給は途絶えていると説明。だが橋の構造上の安全性が確認されれば、軍事物資の補給が再開される可能性が高いとも述べた。 ケルチ大橋とも呼ばれるクリミア大橋は、ロシア南部のクラスノダール地方と、ロシアが2014年に併合したク
大雨による被害で、半分の区間が運休している大井川鉄道について、静岡県は「全線復旧を前提に具体的な議論をしていく」と、早期復旧に向け支援していく方針を示しました。 2022年9月、台風に伴う大雨被害で、1年半が過ぎた現在でも半分の区間が運休のままの大井川鉄道。 全線復旧には約22億円が必要ですが、コロナ禍以降、赤字経営が続き、自力での復旧は不可能な中、大井川鉄道から「行政支援の要望」を受け協議を続けてきた県が、今後の方針を示しました。 (県の担当者) 「大井川鉄道の観光資源としての重要性、地元住民からの熱い期待、そして大井川鉄道の運行継続への強い意気込みを踏まえて、早期の運行再開を目指した検討を継続する」 県は「観光資源としての影響力の大きさ」「地元住民から復旧を望む声が多数あったこと」などを理由に、“全線復旧を前提に”今後、具体的な議論をしていく方針を示しました。 (大井川鉄道 鈴木 肇
JR西日本は27日、山陰本線(長門市~小串間)の被災復旧工事について、今後の見通しを発表した。 長門市~小串間は、2023年6月30日からの大雨で被災。被災箇所は、粟野川橋りょうなど69か所にものぼる。JR西日本は、被災調査の結果などを踏まえ、復旧等に向けた具体的な検討を進めていた。 同区間の運転再開に向けては、線路内に流入した土砂などの撤去、流出した盛土や砕石の復旧、線路、電路、運転保安設備などの復旧点検などを実施する。粟野川橋りょうを含む区間(人丸~滝部間)については、同橋りょうの傾斜した橋脚1基の改築のほか、その他の橋脚や橋桁の修復なども予定する。着手後の工事期間については、人丸~滝部間が1年半程度、それ以外の区間が3か月程度を見込む。 JR西日本はあわせて、利用の少ない山陰本線における鉄道としての持続可能性の確保について、沿線自治体との相談を進めていると説明。今後、具体的な議論の進
女満別空港。左下の道路「美幌バイパス」を網走まで延伸させる事業が女満別空港網走道路だ(画像:Google earth)。 国土交通省 北海道開発局は2024年3月7日、社会資本整備審議会 道路分科会の第36回北海道地方小委員会を開催。「北海道横断自動車道 女満別空港網走道路(女満別空港~網走呼人)」について、2024年度の事業化に向けた最終段階となる新規事業採択時評価が行われました。 【全部見えた!】「網走への高速」ルートとは?(地図/写真) 現在「美幌バイパス」の終点となっている女満別空港ICから北、オホーツク海沿いの網走市街までの約20kmが女満別空港網走道路で、そのうち網走呼人ICまでの10.9kmが新規事業化の見込みです。途中には大空ICも設けられます(未開業のIC名は全て仮称)。 この路線はJR石北本線に沿う国道39号のバイパスに位置付けられています。2023年12月には、一部現
JR東日本高崎支社は22日、吾妻線の長野原草津口~大前間について、沿線地域の総合的な交通体系に関する議論の実施を、群馬県、長野原町、嬬恋村に対し申し入れたと発表した。 吾妻線の同区間は、1987年にJR東日本が国鉄から承継して以降、移動手段の転換、人口減少といった影響により、利用者の減少が続いている。同社は2023年11月、2022年度の利用が少ない線区の経営情報を発表。これによると、吾妻線同区間の1日あたりの平均通過人員は、1987年度から67パーセント減少している。収支は4億6300万円の赤字で、100円を稼ぐために必要な費用を示す営業係数は2759円となっている。 高崎支社では、吾妻線同区間の現状に対し、「鉄道の特性である大量輸送のメリットを発揮できていない状況」と説明。地域住民に役立てる交通モードが鉄道なのか否か、存続や廃止という前提を置かない議論が必要だとしている。 JR東日本は
2024年4月1日(月)、JR根室本線の富良野~新得間(81.7km)が廃止されます。これに先立ち3月16日(土)のダイヤ改正では、JR宗谷本線の初野駅やJR石勝線の滝ノ上駅など5駅が廃止されました。 えぇ… 設備ボロボロな青函トンネル内部(写真) JR北海道は、都市近郊以外の路線において特に経営が厳しく、また除雪など冬季のコストが多くかかるという特徴があります。こうした事情のなかで経営再建を進める同社に対し、国土交通省は15日、2024年度からの3年間に1092億円を支援することを発表しました。 同時に国土交通大臣は、経営改善に向けた取り組みを着実に進めるよう監督命令を発出。JR北海道が単独で維持困難な線区について「令和8年度末までに、線区ごとに事業の抜本的な改善方策を確実にとりまとめる」ことを求めています。 JR北海道はこれに、「監督命令を重く受け止め、経営自立に向け不退転の決意で経営
都道府県庁のJR線の最寄り駅は、各都道府県(JR線のない沖縄県を除く)の「代表駅」と呼ばれています。代表駅はその立地上、市街地の中心部に近く、また重要度も高いためか、ほとんどが特急列車(新幹線を含む)の停車駅となっています。 【特急列車停まる?】JR線のある全国46都道府県「代表駅」の新幹線・特急列車の停車有無 しかし、2023年3月改正のダイヤまでは、全国46都道府県の代表駅のうち、たった2駅だけ、新幹線も特急も発着しない駅が存在していました。その1駅は、2024年3月16日のダイヤ改正で、晴れて定期特急列車の停車駅となります。 その駅は、奈良県の代表駅である奈良駅。大和路線(関西本線)、万葉まほろば線(桜井線)の駅で、京都へ向かう奈良線の列車も同駅へ乗り入れています。古都・奈良のJR線の最寄り駅である奈良駅ですが、改正前のダイヤでは、同駅を発着する定期特急列車は運転されていませんでした
2024年3月16日にJRグループのダイヤ改正が行われました。これにより、日本一長い在来線である「山陰本線」にも変化が生じています。 【長っっ!!】山陰本線「1日でどこまで乗り通せる?」(地図) 起点を京都駅、終点を下関駅の一つ手前の幡生駅とする山陰本線は、京都・兵庫・鳥取・島根・山口の5府県にまたがり、その距離は673.8km(ほか長門市~仙崎間の支線あり)に及びます。青春18きっぷで「乗り通し」にチャレンジしたくなる路線かもしれません。 ただ、ダイヤ改正により、東西に長い島根県を一気に走り抜ける、以下の長距離列車が、ほとんどなくなってしまったのです。 ・【下り】米子12:46発→浜田16:27着…出雲市で系統分割 ・【下り】米子14:38発→益田19:58着…浜田で系統分割 ・【上り】益田10:58発→米子15:07着…廃止 これにより、出雲市駅をまたいで運行される普通列車は、下りの米
営業成績が低迷して久しいJR芸備線・備後庄原駅~備中神代駅間(68.5Km)の今後について話し合う「第1回再構築協議会」が、2024年3月26日にホテルメルパルク広島で開催された。 この記事では、再構築協議会の概要ならびに、実際にどういった事項が話し合われたのか。資料や実際の質疑応答を、できるだけ速報ベースでお伝えしていきたい。 ※13:30頃に協議会は終了。報道各社からの質問が相次ぎ、予定時間からの遅れが生じたようです。 ※21:10 すべての更新完了。今後は画像、資料追加の可能性があります 地域公共交通の「リ・デザイン」解説(国土交通省資料より) 【再構築協議会、なぜ必要?】 低迷のローカル線の経営問題は、沿線の県・市町村と鉄道会社による「任意協議会」で話しあわれるが、廃止提案や費用負担を恐れる自治体側が拒否を貫き、協議が長期化する場合も多い。再構築協議会は「参加応諾義務」「結果尊重義
JR芸備線の存続を訴える市民集会で、講演する日本総合研究所の藻谷浩介主席研究員=24日午後、広島県庄原市 岡山、広島両県にまたがるJR芸備線の一部区間の存廃を話し合う「再構築協議会」の初会合を前に、存続を訴える市民集会が24日、沿線の広島県庄原市で開かれた。日本総合研究所の藻谷浩介主席研究員が講演し「廃線は沿線の人口減少を加速させる。赤字、黒字を基準に判断すべきではない」と話した。 芸備線を巡っては、26日に再構築協議会の初会合が広島市で開かれ、利用が低迷している備中神代(岡山県新見市)―備後庄原(広島県庄原市)間の68.5キロを対象に存廃を議論する。存続の機運を高めようと、広島県内の沿線4市の市議有志でつくる議員連絡協議会が集会を企画し、約400人が参加した。
存廃が議論される区間に含まれている備後西城-比婆山間を走るJR芸備線の車両=広島県庄原市で2023年10月21日午後3時56分、安徳祐撮影 広島、岡山両県の山間部を走るJR芸備線の一部区間について、国やJR西日本、両県を含む沿線自治体が存廃を話し合う「再構築協議会」の初会合が26日、広島市内で始まった。改正地域公共交通活性化再生法に基づく全国初の協議会で、国土交通省がJR西の申請を受けて設置した。 【写真】芸備線の車両 協議会は芸備線の利用促進策や代替交通案を含めて検討を重ね、3年以内をめどに結論を出す方針。国主導でローカル線の再編が進むかどうかの試金石となる。 行司役の議長を務める国交省中国運輸局の益田浩局長は会合の冒頭、「存廃ありきではなく具体的なデータをもとに議論を進めていきたい」と語った。広島県や岡山県は「通勤や通学に不可欠で地域住民の生活を支えている」などとして、路線の維持を求め
国土交通省は26日、岡山、広島両県を走るJR芸備線一部区間の存廃を含めた再編方針を議論する「再構築協議会」の初会合を広島市内で開いた。 【ひと目でわかる】JR西日本の芸備線 協議会の開催は全国で初めて。今後3年以内を目安に、存続やバス転換などの方針を決めることを確認した。 議長を務めた国交省の益田浩中国運輸局長は「芸備線の利用は大変厳しいと認識している。廃止ありき、存続ありきという前提を置くことなく具体的なファクトとデータに基づき議論を進めていく」とあいさつした。JR西日本の広岡研二広島支社長は「大量輸送という観点で(芸備線は)鉄道の特性が発揮できていない。地域と利用者の視点に立って議論していきたい」と語った。 一方、岡山県の上坊勝則副知事は「地域にとっては必要不可欠な鉄道で、JRは引き続き当該区間の運行を担ってほしい」と路線の維持を求めた。広島県の玉井優子副知事は、業績が好調であることを
NHKによる番組などのインターネット配信を、放送と同等の必須業務とする放送法改正案が今国会に提出された。改正されれば、テレビを持たない人でも受信契約を結ぶことで、地上波番組をネットで見られるようになる。チューナーレステレビ需要など放送離れが進む中、実際にどの程度利用されるだろうか?(文化部 旗本浩二) 【表】一目でわかる…BS放送はこんな歴史をたどってきた スマホ視聴、個人情報登録などで契約義務 現在の放送法では、テレビがあれば受信契約義務が課され、視聴者が支払う受信料で制作されるNHKの番組は、負担した視聴者向けであることが前提だ。そこで番組配信などのネット業務は放送を補完する「任意業務」と位置付けられている。これを必須業務化して、テレビを持たない人も地上波番組をスマートフォンなどで視聴できるようにするのが改正案の柱の一つだ。 必須業務化について議論してきた総務省の有識者会議では、ネット
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