広島県福山市は11日、同市柳津町の野村鍍金(めっき)福山工場に入り込んだ猫が有害物質である六価クロムの槽に落ち、そのまま逃げたと発表した。猫に触ると皮膚がただれるなどの症状が出るとして、市は注意と情報提供を呼びかけている。
国土交通省は2日、利用が低迷するJR芸備線備後庄原―備中神代間(68・5キロ)の存廃を話し合うための再構築協議会の第1回会合を3月26日に広島市中区のホテルで開くと発表した。ローカル線の見直しを進めるために国が昨年10月に導入した再構築協議会が全国で初めて動き出す。
国土交通省は2日、利用が低迷するJR芸備線備後庄原―備中神代間(68・5キロ)の存廃を話し合うための再構築協議会の第1回会合を3月26日に広島市中区のホテルで開くと発表した。ローカル線の見直しを進めるために国が昨年10月に導入した再構築協議会が全国で初めて動き出す。
錦川鉄道(山口県岩国市)が所有する1982年製のキハ40形のディーゼル車両の利用が好調だ。2023年度は昨年12月末時点で680人が乗車し、錦川清流線に導入した17年度以降で既に最多となった。国鉄時代からの車両で鉄道ファンの人気は根強く、存廃が論議される路線を応援しようと乗りに来る人もいる。
国土交通省が、JR芸備線備後庄原―備中神代(広島県庄原市、岡山県新見市)間の存廃などを話し合う再構築協議会の設置を決定したのを受け、庄原市の木山耕三市長は19日の定例記者会見で、芸備線全線での利用促進に取り組む重要性を強調した。
2024年は、国の新制度でローカル線を見直す「元年」となる。その舞台となるのが、広島、岡山両県にまたがるJR芸備線。全国に先駆けて国が2月上旬にも再構築協議会を設置する予定で、利用者が極めて少ない山間部の区間については存続か廃線かを話し合う。全国から注目を集める芸備線の歩みを振り返りつつ、現状を報告する。(編集委員・荒木紀貴、馬場洋太) 芸備線備後落合―道後山間の山あいを走る車両(庄原市) 高校生と旅行者乗せ、列車が紡ぐ山間部の営み 備後落合駅―新見駅ルポ 存廃に揺れる庄原市と新見市にまたがる区間。高校生が乗る普段着の実態を見ようと、23年12月上旬の平日、現地を巡った。 【関連記事】右回り?左回り?芸備線の旅、乗り継ぎ時間は要チェック 【関連記事】JR芸備線の今後を話し合い 再構築協議会とは<イチからわかる> 振り出しは「秘境駅」としても知られる山間部のターミナル、備後落合駅。午前6時4
山口県岩国市を走る錦川鉄道錦川清流線の沿線住民たちが、利用を促す取り組みや鉄路周辺の景観の維持に力を入れている。沿線の人口が減る中、経営の赤字を補っている市が路線の今後を検討し、存続の岐路に立っているからだ。錦川鉄道もあの手この手で地道な営業努力を重ねている。(有岡英俊) 錦川沿いを走る錦川清流線=ドローンから(撮影・安部慶彦) 錦町駅、「WE LOVE 清流線」合言葉にイベント続々 「WE LOVE 清流線」を合言葉に、終点の錦町駅の周辺住民たちが結集した。錦町が目的地になれば利用を後押しできると、イベントを次々と開き、地域の魅力をアピールする。 市が2023年2月に廃線の可能性を含めて路線の在り方を検討すると表明し、地元の商工会青年部のメンバーを中心に危機感が高まった。地域の催しで、清流線に乗って訪れた人に清流線グッズが当たる抽選券や会場の店舗で使える割引き券を配り始めた。イベント名
JR芸備線の在り方を協議するために国が設ける再構築協議会が、広島―備中神代間の全線(159・1キロ)を対象に設置されることが31日、関係者への取材で分かった。JR西日本は、乗客減が著しい備後庄原―備中神代間(68・5キロ)での設置を求めていたが、国は沿線自治体の意向も踏まえ、乗客の流れや鉄路の存在意義を全線で調査する必要があると判断した。早ければ2024年2月上旬に初会合を開く方向で調整している。 【関連記事】JR芸備線、存続か廃線か・・・ローカル線見直し「元年」 再構築協議会、2024年2月上旬にも設置 【関連記事】JR芸備線の今後を話し合い 再構築協議会とは<イチからわかる> 再構築協議会は、ローカル線の存廃協議を進める目的で23年10月に導入された新制度。1キロ当たりの1日平均乗客数(輸送密度)が千人を下回るなど早急な改善が必要な路線・区間が対象で、鉄道事業者か沿線自治体の要請に基づ
JR芸備線と因美線で9日朝、走行中の列車の車輪が空転して運行の遅れが相次いだ。...
広島・岡山両県を走るJR芸備線の存廃が問われている広島県庄原市で23日、シンポジウム「芸備線・木次線 魅力を活かす方法を考える」があった。ローカル線の課題と活性化の道筋を市民と共有する狙い。鉄道愛好家の俳優六角精児さん(61)たちパネリスト5人が、会場とオンラインの計200人を前に思いを語った。 <関連記事>「芸備線の今後、住民が考えてほしい」 乗って感じた厳しさ <関連記事>六角精児さんと報道陣の主なやりとり <関連記事>元気なローカル線へ、住民の活動報告 六角さんは芸備線の魅力を「山、川、田と典型的な日本の素朴な風景が楽しめる」と紹介。地元の庄原駅周辺地区まちづくり協議会の西田学会長(58)は、観光列車としての活用を提言した。NPO法人ひろしまジン大学の平尾順平代表理事(47)は「路線が地図に載っている」という安心感が鉄路の存在意義と説いた。 ローカル線では10月から、事業者と沿線自治
広島県内の7高校で学生寮向けの食事の提供が止まっている問題で、提供元のホーユー(広島市中区)の山浦芳樹社長が中国新聞の取材に応じた。「事業を止めざるを得ない。学生に申し訳ないと思う」と述べ、近く広島地裁に破産を申請する意向を明らかにした。全国約150施設の契約先のうち半数程度への供給が止まっているといい、影響は広範囲に及んでいる。 <関連記事>食材費、光熱費が上昇 給食・寮食業界「このままなら破綻するだろう」 ホーユー社長一問一答 <関連記事>三次高など広島県内の7高校で寮生向け食事が突然ストップ 契約業者の事前説明なく学校側は困惑 山浦社長は「今は(破産申請の手続きを)準備している段階」と説明。「食材費、ガス代などの光熱費、最低賃金が上がっている。休校など新型コロナウイルスの影響もあった」と厳しい経営環境を語った。500人以上いるとみられる従業員は破産手続きの前に解雇する見通しという。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く