『ナナメの夕暮れ』との出会い 前回にも書いた様に、始まりはこの記事を目にした事でした。 若林正恭さんのインタビュー。 gendai.ismedia.jp 今までただのお笑い芸人としてメディアで目にしていた彼の姿とは違う、パーソナルな部分に惹かれました。 心に静かに響く物があり、自分の中で考え方が大きく変わりました。 本屋に行った際に、エッセイの売場に平積みにしてある本を見つけました。 『ナナメの夕暮れ』です。 「ああやっぱ人気芸人のエッセイは皆読むんだな…」 時間もあったので、内容が気になり椅子に座って少し読み始めました。 30分程すると、泣いている自分に気づきました。 自分が通りがかった人なら「本屋の椅子で読んで何泣いてんだこいつ」と冷たく見ていたと思います。 天井の高いガラス張りのカウンター。幸いにも布のシェードは降りていました。 両隣でエッセイや旅行本を読んでいた女性達に気づかれない