トランプ米大統領側が出版差し止めを求めていた政権の暴露本「炎と怒り」が5日発売された。トランプ氏の最側近だったバノン前首席戦略官が大統領の親族らを批判したことで話題になり、トランプ氏の反発も後押しし、書店では売り切れが続出している。 暴露本はジャーナリストのマイケル・ウルフ氏がトランプ氏や側近らのべ200人以上を取材し執筆したという。当初、9日に発売予定だったが、トランプ氏の弁護士が出版社に出版差し止めの通告書を送ったことを受け、逆に前倒しして発売された。 トランプ氏は5日、暴露本を「いんちき本」と表現し、トランプ氏の親族を批判する発言が記述されたバノン氏を「汚いスティーブ・バノンとして知られる情報漏洩(ろうえい)者」とこき下ろした。 トランプ氏は発売が目前に迫…