2021年3月20日のブックマーク (3件)

  • 乳がん治療の記録【23】おっぱい、ごめん - 考えるつゆくさ

    乳房の全摘手術をすることと、再建手術はしないことを決めてから、お風呂の鏡で改めて自分の体を見てみました。 「なかなかいいおっぱいだったんじゃないか?」と馬鹿みたいですが思いました。 私は長らく自分をゲテモノだと思って過ごしてきました。子どものころから母に「おかしな顔だ!目ばかりがぎょろぎょろしてお化けみたい!」「体が痩せてて餓鬼みたい!手足が細長くて骸骨みたいで気持ち悪い!」などと容姿を罵倒されたり嘲笑されたりしてきたからです。 思春期のころには道を歩いたり電車に乗ったりすることがストレスになってしまいました。「ゲテモノがここにおりまして、当にすみません」とまわりの人に対して思っていました。 道がストレス 今、子どものころの写真を見ると「普通にかわいらしいのにな」と思います。友人には容姿を罵倒したり嘲笑したりする人はいませんでした。みんな優しかったので、むしろ「目が大きくていいな」とか「

    乳がん治療の記録【23】おっぱい、ごめん - 考えるつゆくさ
    tsuyu-kusa
    tsuyu-kusa 2021/03/20
    自分をゲテモノだと思っていた
  • 乳がん治療の記録【22】乳房再建をしないと決める - 考えるつゆくさ

    形成外科からの帰宅後、乳房の同時再建をするかどうかについて、全摘をされた乳がんの先輩Yさんにも相談しました。 「自分はしなかったけど、7~8年ごとに中身を入れ替えるって意外とめんどうなものなのね・・・」 とYさんは驚いていました。そして 「うん、しなくていいよ!グラビアアイドルじゃないんだから!お胸がなくてもあなたには変わりないから大丈夫!」 とおっしゃいました。 「・・・たしかにグラビアアイドルではないですね!」と私は思わず笑いました。 ぺたんこお胸を愛せるかしら。愛したいわ。 同時再建はしないことにしました。

    乳がん治療の記録【22】乳房再建をしないと決める - 考えるつゆくさ
  • 乳がん治療の記録【21】形成外科で同時再建について聞く - 考えるつゆくさ

    形成外科(美容外科)を訪れました。乳房の全摘と同時に再建をする場合、手術は全摘担当の先生と再建担当の先生で行われるそうです。この日は後者の形成外科の先生とお話をします。 先生はお医者さんというより芸術家みたいな雰囲気でした。患者の不安や悲しみに寄り添うというよりかは、美を追究し、こだわりを持ち、意欲的に新たな作品を作るようなタイプに感じられました。少し冷たくも見えましたが、しかしそれだけにいい作品を、つまり違和感のない元通りの乳房を作ってくださりそうだなとも思いました。 再建の方法は、まず全摘後に皮膚の下に風船のようなものを入れます。退院後、一ヶ月ごとに通院し、その風船に注射器で少しずつ水を入れていきます。風船をふくらませて、皮膚を伸ばしていくのです。 そして半年後、皮膚が十分に伸びたら風船を取り出し、かわりにぷよぷよしたインプラントの詰め物を入れる手術をします(自分のお腹や背中の脂肪を切

    乳がん治療の記録【21】形成外科で同時再建について聞く - 考えるつゆくさ