ARGというメールマガジンに院生時代からお世話になっているのだが、その最新号で届いた記事を紹介したい。 岡野裕行さんの「「図書館としての文学館」試論−文学館研究の確立とウェブの活用構想」という文章。岡野さんは図書館情報学がご専門だが、近代文学研究との境界領域をやっておられて、『三浦綾子書誌』、『三浦綾子:人と文学』(ともに勉誠出版)も出しておいでの方のようだ。 記事は博物館学と図書館情報学と近代文学研究の狭間に落っこちて看過されてきた文学館研究の必要性、およびその役割の重要性を説かれたもので、分量、内容ともに読みごたえがある。関心のある方は、ぜひご一読を。まぐまぐの以下のページからARGのバックナンバーが読めます。 http://archive.mag2.com/0000005669/20090224092010000.html 商売柄、文学館にはしばしば訪れる。学生の引率でも行くし、個人