英語を整備しよう、ローマ字を整備しようというような話は、一見、はじめの第一歩的な議論かのように見えて、その実けっこうに本質的な問題と密接に関わることだと思います。 つまり、日本資料・日本情報のユーザ、届け先、想定対象者のことを、どのようにとらえているのかということ。ひいては、”日本研究とは”何なんだ、ということにつながるんだなっていう。 日本リテラシーの充分に高いガチガチの日本研究者・日本専門家であれば、別に英語の整備、ローマ字の整備はそこまで難しく考えるような話ではないです。確かに日本研究を専門にする人であっても、海外のOPACやデータベースはローマ字で日本資料・日本情報が収録されてることがほぼデフォルトですから、最初にどうしてもローマ字で検索しちゃって、この日本製データベースやデジタルアーカイブにはローマ字が収録されてないんだっていうことに気付かなかったりする、ということは往々にしてあ