2018年は、一眼レフからミラーレスへの転換を象徴する年として語り継がれるかもしれない。今年8~9月にかけて、2大カメラメーカーのニコンとキヤノンから初となるフルサイズミラーレスが発表になったうえ、パナソニックもフルサイズミラーレスの開発を発表した。この市場はこれまでソニーが先行していたが、ここにきて一気に複数メーカーの参入が決定し、カメラ業界はここ数年で一番と言っていいほどの盛り上がりを見せている。本記事では、ニコンとキヤノンのフルサイズミラーレス第1弾製品の特徴紹介を中心に、フルサイズミラーレスの最新動向をまとめよう。 左上がニコンの「Z 7」、右上がキヤノンの「EOS R」、左下がパナソニックの「LUMIX S1R」、右下がソニーの「α7 III」 ニコン、キヤノンともに光学性能の向上を実現する新システムを採用 ニコンは8月23日、キヤノンは9月5日に、かねてから噂されていたフルサイ