「オラクルはOracle DatabaseとSPARC搭載サーバーを事実上、抱き合わせで販売している」。日本ヒューレット・パッカード(HP)と米HPは共同で、日本オラクルと米オラクルが独占禁止法に違反していると主張、日本の公正取引委員会に調査を申し入れていたことが、本誌の取材で明らかになった。 日本HP広報は「米本社主導で行っている」と申し入れの事実を認めるが、「当社としてコメントできることはない」と回答。日本オラクル広報は調査申し入れについて、「本件につき、公取委などからの連絡はない」とだけ話す。 HP関係者によると、オラクルの行為は独禁法第3条の「私的独占の禁止」に抵触するとHPは主張している(図)。発端は、オラクルが3月にItanium搭載サーバー向けデータベース(DB)製品の開発打ち切りを表明したことだ。HPは「ハイエンドDB市場で、オラクルのシェアは6割以上」としたうえで、「オラ
HPとSunが先週発表したSolaris搭載HP ProLiantサーバに関するパートナーシップ契約は、来るべきクラウド時代をにらんだ動きだろう。もはや何が起こっても不思議ではない。 両社の提携に感じる地殻変動の前触れ ひと昔前のIT業界なら、すぐさま大きな衝撃が走ったニュースだっただろう。だが、米Hewlett-Packard(HP)と米Sun Microsystemsが先週25日(米国時間)に発表したSolaris搭載HP ProLiantサーバに関するパートナーシップ契約は、もはや既定路線とも受け止められたようだ。 はたしてそうだろうか。この提携に、大きな地殻変動の前触れを感じるのは筆者だけだろうか。ここでは、その前触れと感じるところを説いてみたい。 今回の両社の契約内容は、HPがSunからUNIX OS 「Solaris 10」のOEM供給を受け、x86サーバ「HP ProLian
印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます Sun MicrosystemsとHewlett-Packard(HP)は2月25日(米国時間)、HPのx86サーバ製品「HP ProLiant」にSunのUNIX系OS「Solaris 10」を搭載するOEM契約を結んだと発表した。これにより、HPがSolarisの販売からサポートまでを担当することになる。契約年数は「複数年」(両社)。 Sunは、IBMやDell、富士通シーメンスなどの大手サーバベンダーとすでに同様の契約を結んでいる。HPとも同様の契約結んだことで、Solarisの市場がより拡大することになる。米調査会社IDCによると、全世界におけるHPの2008年第4四半期の出荷金額別シェアは、x86サーバ市場で38.2%、ブレー
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く