あるとき、小湊鉄道の石川社長さんがこうおっしゃいました。 「今、時代がやっと小湊鉄道に追い着いてきたと思います。」 小湊鉄道は古い車両、古い鉄道設備で営業しています。 これは、昭和40年代から変わることなく、一貫して地道に列車を走らせているということです。 時代だけがどんどん先に進んでいるように見えて、「小湊鉄道は古いなあ。」とみんなから言われてきていたようですが、最近になって、ローカル線が見直されるようになって、小湊鉄道は首都圏で「行ってみたい、乗ってみたいローカル線」のNO.1として取り上げられるようになって、みなさんから注目を集めるようになってきましたが、実は、小湊鉄道自身は何も変わってないんです。 昔からのポリシーで、一生懸命鉄道を走らせて維持している。 変わったのは時代の方なんですね。 近代化云々と、一見すると世の中の方がどんどん先に進んでいくように見えるかもしれな