広島空港でアシアナ機が着陸に失敗した事故で、飛行機が発する衝突防止用電波の受信データから、事故機は着陸1分前まで、高度、速度とも正常で、その後、急降下したことがわかった。また、気象庁によると、着陸直前に急速に霧が広がり、滑走路の見通しを示す「滑走路視距離」が低下した状況も判明。運輸安全委員会は、霧の影響や、着陸を中止しなかった理由について、最後の1分間を中心に調査を進める。 各国の航空ファンが、飛行機からの電波を受信して、航路や飛行データを公開する民間インターネットサイト「フライトレーダー24」によると、事故機は着陸許可を受けた14日午後8時頃には、海面からの高度1219メートルを時速320キロで飛行。事故1分前の同4分には、624メートル、235キロだった。同空港は標高331メートルにあり、専門家は「着陸に向けた通常の降下だ」とみている。 また、国土交通省によると、管制室内には、飛行機の
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