ESP-WROOM-32 SPIフラッシュのメモリマップ ESP32モジュールのSPIフラッシュ内には、nvs (non volatile storage)と呼ばれる領域(0x9000から20Kバイト) があり、文字どおり不揮発領域として使われている。フラッシュメモリなのでモジュールの電源を落としても内容が消えないのは当たり前なのだけど、Arduino IDEからスケッチを書き込んだ際にも、この領域の内容は上書きされない。なので、スケッチが利用する諸情報をあらかじめnvs領域に仕込んでおき、スケッチ自体ではそれらをあたかもプロパティのように使うことができる(と思う)。 一つ前の話で、Arduino IDEからコンパイルしたスケッチをフラッシュに書き込む際には、スケッチを含めて4つのブロックのデータが転送されると書いたのだけど、パーティションテーブルの内容などを参考に転送先のイメージを図にす