どっちの言い分もわかる気はする。 発注側はどんなものができるか製品がわからないのに製品代を出したくない。 受注側は製品を設計する事は片手間でなく本業のうちだから設計の代金が欲しい。 すれちがう原因はお互いにあって、 発注側は大量生産品や「設計済み」の受注生産品を買う認識でいること。つまり設計の労力を過小に見積もっている。 受注側は相手がシステム開発の発注について熟知してることを前提にしていること。つまり設計の手間が工業製品とはまるで違い、設計が仕事のメインだと顧客に認識させずに話をすすめている。 これが原因だ。 システム開発の大部分の労力は設計にあるといってもいい。 要望を満たすために「顧客が事細かく話した内容をシステムに落とし込んだらどうなるのか、どんな画面でどんな印刷物がでて、顧客ごとのの入金の流れとか、その他諸々がどんなふうになるのか」を考えることがシステム開発のメインとなる作業だ。