東京・お茶の水のあたり神田川の両脇はなにげに渓谷である(写真右)。 都心にあんな渓谷があるのは世界的にも珍しい、と本で読んだことがある。そしてその本には神田川の水面からながめるお茶の水の渓谷は絶景だとも書いてあった。 見たい。あっち側からお茶の水を見たい。念願かなってその景色を見てまいりました。(text by 林 雄司) 「神田川船の会」にお世話になります しかしいきなり僕のようなものが神田川に船を出せるはずもなく、「神田川船の会」という団体のイベントに同乗させてもらったのだ。 「神田川船の会」では年に2回、神田川に船をだし、川面から見える東京を解説する活動を行っている。 今回のルートは隅田川から神田川に入り、秋葉原、お茶の水、水道橋と進む。そこで日本橋川に入って再び隅田川に戻るというルート。めちゃくちゃ都心である。ふだんそんなところを人を乗せた船が通っているのは見たことがない。 大丈夫