ブックマーク / www.asahi.com (33)

  • 独立派のカタルーニャ州首相、高裁が召喚 憲法裁従わず:朝日新聞デジタル

    独立運動を進めてきたスペイン北東部カタルーニャ州のマス州首相が、憲法裁判所の判断に従わなかったとして高等裁判所に被疑者として召喚される。同裁判所が9月29日、発表した。昨年秋に、憲法裁が差し止めた非公式な「住民投票」に踏み切ったことが、背任や公金の悪用にあたるとして検察当局が訴追に乗りだし、予審が始まっていた。 マス氏らが率いる独立派は、9月27日の州議会選で過半数の議席を占めた。欧州メディアによると、高等裁は選挙が終わるのを待って召喚を発表したが、独立派は「中央政府の政治的攻撃だ」と反発。独立を認めない中央政府と、カタルーニャの独立派との対立がさらに深まりそうだ。 召喚は10月15日。投票所に学校の利用を認めたことなどから、州の教育長官や当時の副首相も同13日に召喚される。(パリ=青田秀樹)

    独立派のカタルーニャ州首相、高裁が召喚 憲法裁従わず:朝日新聞デジタル
  • ハンガリー、「難民の道」閉鎖 徒歩入国唯一のルート:朝日新聞デジタル

    シリアなど紛争地を逃れ欧州を目指す難民らの経由地になっているハンガリーの当局は14日、セルビアとの国境に通じる線路をフェンスで閉鎖した。この線路は、難民らが徒歩でハンガリーに入国できるほぼ唯一の通り道。国境付近に滞留する人がさらに増える可能性がある。 レスケ村の現場では14日の日没後、線路の上に貨車が止められ、その左右に高さ4メートルのフェンスが張られた。作業を進める警官や軍兵士に対し、難民支援のボランティアらは「これは欧州のやり方ではない。恥を知れ」と抗議した。 ハンガリー政府は約175キロに及ぶセルビアとの国境をフェンスで遮る工事を急ピッチで進めている。閉鎖された線路は最近まで列車が走っていた。この日の閉鎖作業中も難民ら数百人がここを通って入国を試みたが警官らに制止され、旅券審査が行われる国境検問所に向かうよう促されていた。(レスケ=喜田尚)

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  • 欧州への難民、ハンガリーを「素通り」 足止めから一転:朝日新聞デジタル

    中東やアジアから欧州に向かう難民や移民の経由地ハンガリーで7日、5日ぶりに国際列車の運行が格的に再開され、多くの人が乗り込んだ。政府の強硬姿勢で一時数千人が首都ブダペストに足止めされたが、この日は逆に警察官が乗車を誘導。南部国境から入ったばかりの人々が、ほとんど同国内を「素通り」する形でドイツ方面に去って行った。 7日、ブダペストの駅では警察官が難民らを目立たぬよう西部方面への国内列車に乗せ、途中駅から国際列車に乗り換えるよう誘導していた。シリア・ハマー出身の女性ガーダ・マカールさん(20)は両親や幼い兄弟姉妹の計10人で6日にセルビアから国境を越えてきたばかり。「とてもスムーズだった」と笑った。 ハンガリー政府は自国を通過しドイツなどを目指す人々の多くを不法移民と見なし、「欧州の対外国境を守る」と主張。隣国セルビアへの送還など厳しい姿勢をちらつかせるが、実際には流入する人の多さに対応が

    欧州への難民、ハンガリーを「素通り」 足止めから一転:朝日新聞デジタル
  • オバマ氏「次の大統領選でも当選」 アフリカの多選皮肉:朝日新聞デジタル

    「私がもし、次の大統領選に立候補したら、当選できると思う。でもそれは許されない」。オバマ米大統領は28日、アフリカ連合(AU)部での演説でこう語り、冗談めかしながらも、長期政権を敷こうとするアフリカ各国のリーダーに釘を刺した。 アフリカでは中部ブルンジで今月、憲法が3選を禁じているにもかかわらず、現職大統領が3選を果たしたばかり。南スーダンでも大統領が選挙なしで任期の3年延長を決めた。ジンバブエのムガベ大統領は1980年の独立時から30年以上実権を握り続けている。 オバマ氏はあと1年半で、憲法で定められた2期8年の任期を満了する。「リーダーが権力を握り続けるために自らルールを変えたら、混乱や紛争の原因になる。危険な方向への第一歩だ」と指摘。「なぜそんなに長く権力の座に居続けたいのかわからない」「私は退任後の人生を楽しみにしている。家族との時間が増え、アフリカにももっと来られる」とも述べた

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  • 大学新入試の記述式拡充、コンピューターによる採点も:朝日新聞デジタル

    大学入試センター試験に代わって2020年度から始まる新テストで、文部科学省が、記述式問題についてコンピューターによる採点支援を検討していることがわかった。新テストでは、表現力などを問う長文の記述式問題を24年度から充実させる計画。採点時間を短縮するため、人手を補うのが狙いだ。 新テストの「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」では、選択式だけでなく記述式問題も取り入れる。20~23年度も記述式を導入するが、解答が数十文字程度の短いものになりそうだ。 記述式は採点に時間がかかるため、約55万人が受験するセンター試験ではできなかった。新テストに向け、採点期間を長くすることや、コンピューターで記述の解答も採点できる仕組みづくりを検討している。文科省によると、例えば正解に必要な単語の有無をコンピューターが判断し、無ければ、後で採点する人に示すことなどを想定している。 また、24年度から受験生がパソ

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  • エルサレム生まれに「イスラエル」表記認めず 米最高裁:朝日新聞デジタル

    エルサレムで生まれた米国人は、米国パスポートの出生地欄に「イスラエル」と記すことは認められない――。米連邦最高裁が8日、こんな判決を言い渡した。外国政府の承認は大統領の専権事項であると述べたうえで、米国がエルサレムについてイスラエルの領有権を認めていないことを理由に挙げた。 米国はイスラエルとパレスチナの間で争いがあるエルサレムの領有権については現在も明言していない。一方、親イスラエル派からは「イスラエルの首都として認めるべきだ」という意見が強い。米議会は2002年、「エルサレムで生まれた米国民が希望すれば、旅券で出生地をイスラエルと表示できる」という法律を可決。ブッシュ前大統領が「米国の方針は変わっていない」と留保をつけながらも署名して成立した。 訴訟は、法律成立の直後にエルサレムで生まれた少年とその家族が、「イスラエルという表記を求めたが、認められなかった」として起こしていた。判決は「

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  • 国籍なきロヒンギャ族 実は群馬・館林に定住進む:朝日新聞デジタル

    ミャンマーから日に逃れてきたイスラム教徒のロヒンギャ族の人たち。群馬県館林市を中心に200人以上が暮らす。1990年代から偽造旅券などを使い来日し、難民認定されたり、在留資格を与えられたりして徐々に定住が進んでいる。 仏教徒が多いミャンマー。政府は彼らを移民とみなし、国籍を認めていない。移動や結婚も制限している。迫害のない生活を求めて来日したが、「無国籍者」を認定する法的な仕組みがなく、日語学習など公的支援を受けることができていない。 5月には東南アジアで密航船から大勢のロヒンギャ族が救出され、国際的に問題が広がっている。日にも無国籍者の権利保護をうたう国際条約への加入や、法的な位置づけが求められている。(写真・文 鬼室黎)

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  • 女子学生、放火容疑で再逮捕 「焼死体見たかった」:朝日新聞デジタル

    同級生2人に劇物の硫酸タリウムを飲ませた疑いで再逮捕された名古屋市の女子学生(19)が、実家がある仙台市で住宅に放火し、住民を殺害しようとしたとして、愛知・宮城両県警は5日、殺人未遂と現住建造物等放火の疑いで再逮捕し、発表した。容疑を認め、「焼死体が見たかった」と供述しているという。 愛知県警によると、女子学生は知人宅に放火して、知人らを殺害しようと計画。昨年12月13日午前3時25分ごろ、仙台市青葉区のパート女性(67)方の木造2階建て住宅郵便受けに、引火しやすいジエチルエーテルを流し込んでマッチで火をつけ、住宅にいた女性ら3人を殺害しようとした疑いがある。出火当時、3人とも屋内で就寝しており、女性が物音に気づき、水をかけて消火した。玄関ドアの木枠の一部が焼け、けが人はいなかった。 この住宅は女子学生の実家から約3キロ離れた場所にあり、知人宅とは無関係の別の家だった。知人と女性は名字が

    女子学生、放火容疑で再逮捕 「焼死体見たかった」:朝日新聞デジタル
  • ライトノベル作家を脱税容疑で告発 東京国税局:朝日新聞デジタル

    若者向けライトノベルのヒット作「まおゆう魔王勇者」「ログ・ホライズン」の著者が社長を務める会社が法人税約3千万円を脱税したとして、東京国税局が著作権管理会社「m2lade(マーマレード)JAM(ジャム)」(東京都葛飾区)と著者の橙乃(とうの)ままれ(名・梅津大輔)社長(41)を法人税法違反容疑で東京地検に告発したことが分かった。この会社は当初は無申告で、指摘を受けて申告したという。 関係者によると、橙乃社長は2011年4月、自身の著作権管理会社を設立。大手出版社などと契約し、印税収入や講演料を得ていたが、14年3月期までの3年間に約1億2千万円の法人所得を申告せず、法人税約3千万円を免れた疑いがある。所得のうち約1億円は会社名義の口座に預金していたという。 「まおゆう魔王勇者」は、魔王と勇者が協力して経済を立て直し、戦争を終結させようとする内容の小説。主人公の魔王は経済学に詳しく、税の仕

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  • イエメン大統領官邸を武装勢力が制圧 内通者通じ侵入か:朝日新聞デジタル

    イエメンの首都サヌアで20日、イスラム教シーア派の武装組織が大統領官邸を武力で制圧した。AP通信が伝えた。戦闘員が官邸を砲撃後、内通者を通じて邸内に入ったとの目撃証言もある。同国の情報相は「武装組織が政治体制の転覆を試みている」と自身のツイッターで述べた。 イエメンは、仏週刊新聞襲撃事件への関与を主張する国際テロ組織「アラビア半島のアルカイダ(AQAP)」が拠とする。同国の混乱は地域のさらなる治安悪化を招く恐れがある。 武装組織は昨年9月、政府の経済政策などに反発して首都の主要政府庁舎を占拠。その後政府との交渉で首相を交代に追い込んだ。しかし、バハーハ新首相がめざす連邦制の導入などに反発し、19日には首相官邸や大統領官邸周辺を包囲。治安部隊との戦闘が断続的に続いた。イエメンは2012年、「アラブの春」の民主化運動でサレハ元大統領が退陣。ハディ暫定大統領が後任についた。ハディ氏は大統領官邸

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  • 「神は生物を進化するよう造った」 現ローマ法王も肯定:朝日新聞デジタル

    宇宙が誕生したビッグバンも進化論も、神の教えと矛盾しない――。ローマ・カトリック教会のフランシスコ法王は28日、天地創造に関する科学の理論を肯定した。 世界の高名な科学者が集うバチカン科学アカデミーでの会合で語った。法王は「世界の始まりは混乱の産物ではない。創造主の手がビッグバンを必要とした」「神は、自然の法則に従って進化するよう生物を造られた」などと述べた。 旧約聖書は、神が6日間で天地を創造したと記す。地動説を唱えたガリレオへの17世紀の異端裁判などで非科学的と思われがちなバチカンだが、1950年から進化論を認めてきた。 ただ保守派の前法王ベネディクト16世は「神の創造を信仰で理解することと科学による証明は対立しない」と述べる一方で、「進化論はすべての問いに答えてはいない」と発言した。生命の誕生や進化に何らかの「知的計画」が働いたと主張し、米国で支持を集めるキリスト教右派への追い風と受

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  • 「イスラム国」に加わろうとした疑い 日本人学生を聴取:朝日新聞デジタル

    中東の過激派組織「イスラム国」が活動するシリアに渡り、イスラム国の戦闘に加わろうとしたとして、警視庁は6日、日人の北海道大の男子学生(26)から、刑法の私戦予備・陰謀の疑いで事情を聴いたことを明らかにした。公安部によると、学生は「『イスラム国』に戦闘員として加わろうとした」と認めているという。公安部は同日、関係先数カ所を家宅捜索し、イスラム国に関する求人に関与した日人がいるとみて調べている。 イスラム国をめぐっては、欧米などから戦闘員として多くの若者が合流しているとされる。こうした若者が帰国後にテロを起こす懸念があるとして、国連安全保障理事会は9月の首脳級会合で具体的な措置を各国に求める決議を採択した。各国は法整備などを検討し始めている。 刑法は、外国に対して私的に戦闘行為をする目的で予備または陰謀をした者について、3カ月以上5年以下の禁錮に処する、と定めている。

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  • ソ連の対日侵攻拠点、明らかに モンゴルに巨大陣地跡:朝日新聞デジタル

    第2次大戦末期、旧ソ連が対日侵攻の拠点とした巨大陣地跡の全容が日蒙共同調査団の現地調査で明らかになった。「ノモンハン事件」から75年を機に、今年6月にモンゴルを訪れた調査団が計3カ所の陣地跡を確認した。旧ソ連が早い段階から大規模な対日侵攻を準備していた実態が裏付けられた。■対日参戦「何年も前から準備」 未舗装の道を外れ、草の生い茂る荒れ地を約4キロも走ったころ、突然、車の前方約50メートルに横一線に走る黒い筋が現れた。わずかな起伏に隠れるように掘られたマタット陣地跡を囲む対戦車壕(ごう)だった。 北緯47度29分59・8秒、東経115度39分6・1秒。現地を訪れた「ノモンハン戦跡日蒙共同調査団」が衛星写真の解析で事前に推定していた位置と、誤差はわずか3メートルだった。 調査団は5年前にモンゴル東部のタムスクで陣地跡を初めて確認した後、今年6月にはマタットとサンベース(現・チョイバルサン)で

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