阪神・淡路大震災、東日本大震災、直近の熊本地震の教訓は、食料不足の中での「野菜の大切さ」です。被災時の健康のキーポイントは「野菜」が握っています。 大災害は消費者だけでなく、食料の供給者も困らせます。農業生産者は田畑が崩壊し出荷不可能。生産加工業者は工場や倉庫が破損し、交通網の寸断により原材料や包材不足などで商品の製造、供給に混乱が生じます。 そんなとき、行政や病院、高齢者施設などがわれ先に商品の供給を要請しますが、製造、供給も不可能で混乱状態に拍車がかかります。 食料が不足し、水道・電気・ガス等のインフラもストップ、そんな「普段の食事」が実現しにくい状況のとき消費者はどうすればよいのでしょうか。 大災害時の野菜の必要性と効用 大災害では、生命の危険という極限状態に陥り、恐怖とストレスに悩まされます。被災者が高齢者、病弱者ならなおさら食欲は失われ、救援物資はのどを通りません。飲まず食わずと