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経営再建中のシャープを買収する交渉を進めている台湾・(ホンハイ)精密工業が、当初予定で4890億円だった出資額を最大で2千億円減額する意向をシャープに打診していることが22日、関係者の話で分かった。鴻海の出資額は官民ファンドの産業革新機構が提示していた3千億円を下回ることになる。シャープは週内にも臨時取締役会を開き、減額についての受け入れ可否を判断する。シャープは交渉の大幅な見直しを迫られることになった。 鴻海が求める減額幅は500億~1千億円程度とみられていたが、さらに拡大した。減額する場合は普通株で1株118円とした買い取り価格の引き下げを検討。鴻海が議決権の過半を握り、買収する枠組みは維持するとみられる。 鴻海は主力取引銀行のみずほ銀行、三菱東京UFJ銀行に対しても3千億円の融資を要求。今月末にシャープが返済期限を迎える5100億円の融資については、借り換え後に金利を引き下げるよ
台湾・鴻海(ホンハイ)精密工業が経営再建中のシャープを買収する契約の締結が、当初予定よりも1カ月近く遅れている。鴻海がシャープの業績見通しに懸念を抱き、主力取引銀行に追加的な金融支援を求めているためだ。交渉は難航しているもようで、関係者の間には疲弊感が漂っている。(織田淳嗣) ■普通じゃない 「早くしないと、商売が止まる恐れもある。普通はこんなことはない。すぐに契約するものだが…」。17日、シャープ幹部の1人は不安そうに話した。 関係者によると、シャープの取引先の一部は鴻海の傘下入りを前提に取引に臨んでいる。交渉が長引けば、部品の納品遅れや数量の制限といった事態を招きかねない。 シャープと鴻海による合意発表は当初、シャープが傘下入りを決めた翌日の2月26日に設定されていた。しかしシャープが同月24日に鴻海に送った、将来顕在化する恐れのある債務「偶発債務」のリストが問題視され、契約が
おしゃべりするシャープのお掃除ロボ「ココロボ」にはじまったシャープの「ともだち家電」シリーズが、クラウド接続をともなうコミュニケーション能力の強化によって、一気に近未来ステージへと突入した。 10月末に発売されたプラズマクラスター冷蔵庫(SJ-TF50B)は「おしゃべりする冷蔵庫」。買い物した食品などを収める際、「ヨーグルトを買ってきたよ」「ハムを買ってきたよ」と話しかけておくと、数日後には「ヨーグルトは明日が(賞味)期限だよ」と教えてくれる。 同時期に発売されたウォーターオーブン「ヘルシオ」は、音声対話によるメニュー提案機能付き。「鶏肉を使った料理を教えて」と話しかければ「チキンステーキはどう?」と提案し、自動で調理の準備を始めてくれるといった具合だ。 もちろん、ココロボやスマホ向けアプリ「エモパー」と同様、ユーザーを和ませるとりとめのないおしゃべり機能も搭載。愛玩動物的なポジションは引
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