パンダの繁殖と飼育で中国以外では世界でも類を見ない実績を挙げている和歌山県白浜町で生まれ育った15頭の祖先に当たるメスのパンダが、中国四川省で死にました。 ススは、17年前に和歌山県白浜町の動物公園、アドベンチャーワールドにやってきた梅梅(めいめい)の母親です。その後、この施設で生まれ育ったススの孫やひ孫たちは15頭に上り、中国以外では世界で最も多くなっています。 白浜町で生まれ育ったパンダは、地名にちなんで中国では浜家と呼ばれていて、繁殖と飼育の実績が高く評価されています。 今月5日にはススのひ孫に当たる3頭が将来の繁殖に備えるため、四川省の施設に送られたばかりで、浜家の一族がさらに増えることへの期待が高まっています。