2016年 第二子の誕生により「むすめ帝国」が没落 5才のむすめは晩婚かつ待望の第一子だったのもあって、四方八方から寵愛を受け、 それはそれはのびのびと「むすめ帝国」として5年もの間、栄華を極めておりました。 それが去年暮れに突然うまれた第二子「おとうと」によって、 はかなくも彼女の大帝国は崩壊 ──。 ◆◆◆ 「おとうと」出産後はじまった、数日間の入院生活。 彼女にとって、”おかあさんと離れて暮らす"という初の過酷な試練です。 寂しさに涙をこらえたり、たまにこらえられなかったりしながら、 なんとか乗り越えていくむすめ。 「明日おうちに帰るからね」 お見舞いの帰り際、こらえきれずに泣き出すむすめに声をかけます。 泣きじゃくった顔のまま、駄々をこねるでもなく素直にうなづくむすめ。 健気な姿に胸が打たれ、思わずお乳が張ります。 これを乗り越えれば、前のような日常が帰ってくる ──。 むすめは自
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