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ブックマーク / youkoseki.com (8)

  • インターネットおじさんの2019年

    youkoseki.com インターネットおじさんの2019年 叔父と初めて会ったのは90年代の後半で、私がまだ高校生のころだった。叔父は長くアメリカに留学していたが、日の通信会社に就職が決まったので、帰国してきたのだ。叔父は日のことがよくわからないからと言って、私達の家のすぐ近くにマンションを借り、しょっちゅう私達の家に出入りするようになった。 叔父と私は、親子にしては近すぎるような、兄弟にしては離れすぎているような、微妙な年齢差で、はじめこそ、お互いにどう接すればいいのかわからなかった。しかし夜になると決まって叔父が家にやって来ては帰らないので、気付けば次第に話をするようになった。たとえば、私がテレビゲームにはまって遊んでいると、叔父はもっと面白いゲームがあると、聞いたことのないアメリカ産のゲームを持ち込んでくるといった具合に。 大学でコンピュータについて学んだという叔父は、私に言

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    tuki0918
    tuki0918 2019/12/12
  • 面白いことが自動で起きない

    youkoseki.com 面白いことが自動で起きない 個人的な例で恐縮なのだが、私は昔からサバゲーに興味があって、機会があれば一度参加してみたいと思っていた。もちろん、オープンなサバゲーの集まりみたいなのはあちこちにあって、そこに参加することも出来るのだろうが、なにせ人見知りだし、いきなり知らない人に撃たれるのも辛いので、知り合いが誘ってくれないかなあと、たぶんもう20年くらい考えていたのである。 サバゲーをやる知り合いはいて、楽しかったという話を聞いたり、Facebookで見かけたりすることはあった。そういうときは「次にやるときは呼んでよ」くらいのことは言った。ただ、知り合いも自分でサバゲーを企画するわけではなく、あるいはただ私に人徳がないのかもしれず、人からのお誘いというのは残念ながらなかった。 それである日、「あれ? このままだとサバゲーやらないまま死ぬのかも」と思った。いや、別に

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    tuki0918 2019/10/02
  • Twitterと距離を置くこと

    youkoseki.com Twitterと距離を置くこと このごろTwitterと距離を置いている。同じようにTwitterと距離を置きたいという人に向けて、参考のためにその方法を書いておく。ただ、題に入る前にいくつか断り書きがある。 まず、以前と比べて個人的にはTwitterと距離を置いてはいるものの、Twitterは今も見ている。めちゃくちゃ見ていると言ってもいい。おそらく今もなお9割のTwitterユーザーよりTwitterを愛用していて、Twitter中毒から抜けきれたとは到底言えない。寝る前に缶チューハイを3空けてた人が、最近はだいたい1-2、たまに酒なしでも眠れる日が来た、というような話である。 そういうわけで、これはデジタルデトックスみたいな話ではない。私は今もスマホばかり見ていて、パソコンとほぼ一日中向き合っている。Twitterで失っていた時間を取り戻し、家族や友

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    tuki0918 2019/10/02
  • 1995年はすごかった The Game

    インターネットの思い出を並べかえてください。

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    tuki0918 2018/11/21
  • Instagram: 使わなくていいアプリの成功譚

    youkoseki.com Instagram: 使わなくていいアプリの成功譚 9月25日、Instagram創業者の二人、ケビン・シストロムとマイク・クリーガーが、経営から離れることを発表した。 Instagramがローンチしたのは2010年10月のこと。2012年にFacebookに買収されてからも、創業者の二人は変わらずCEOとCTOとして経営を取り仕切っていた。 私はその2012年から4年半ほどFacebookで働き、そのうち最後の1年と少しだけ、Instagram広告の担当をしていた。古巣なので贔屓もあるだろうが、控え目に言ってもInstagramの成功は特筆に値する。 たとえばInstagramは10億人を超える月間アクティブユーザーを抱えるが、ほぼモバイル専用アプリとしてこの規模に到達したのは、WeChatと、同じFacebook傘下のWhatsappくらいだろう。 Face

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    tuki0918 2018/11/20
  • TikTokの発明:起動すると始まること

    youkoseki.com TikTokの発明:起動すると始まること 中国人の元同僚が何人か働いているので、TikTokについては少し前から注目していたのだが(少し前から注目していたアピール)、実際これはなかなか面白いアプリである。 なにがすごいって、起動するといきなりコンテンツが流れてくる。アカウント登録のフローがない。使い方の説明もない。なにかをフォローする必要もない。 20年ほど巻き戻って考えてみる。インターネット(厳密にはWWW)というのは、そもそも超能動的な動きが求められるメディアであった。スクロールしないと先に進まないし、クリックしないと次の画面に切り替わらない。 そんな中でネットユーザーはお気に入りのウェブサイトを見つけ、そこをブックマークするようになり、ネットサーフィンに没頭した人達は、はてなアンテナのような更新チェッカーを利用したり、RSSリーダーでフィードを購読するよう

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    tuki0918 2018/11/20
  • 面接をハックする:下調べのこと

    youkoseki.com 面接をハックする:下調べのこと このまえの転職期間中、またいくつかの面接を受けて、いくつか思うことがあったので書きます。まずはリサーチ、下調べについて。 一般的に面接への準備というと、どういう服装を選べとか、どういう言葉遣いにしろとか、他愛のない話が多い。これは、日において面接が就職面接のことであり、数多くの企業を受け、誰が出てくるのか分からない環境で、最大限のパフォーマンスを残すためにはどうすればいいか、という最大公約数的アプローチから逆算されたせいと感じる。 一方、転職の面接では、相手の企業について調べる時間がもう少しあるはずである(数ヶ月のあいだに何十社とやりとりしなければいけない新卒の就職活動が異常なのだが)。また、面接官の名前や肩書が事前に知らされることも多い。つまり下調べができるのである。 私はリサーチャーなので、下調べが大好きである。具体的にどう

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    tuki0918 2018/08/02
  • メルペイとカリペイ

    youkoseki.com メルペイとカリペイ 「メルペイは使えないんです」マスターに言われて、俺の酔いは吹っ飛んだ。会社の飲み会が終わり、二次会に後輩たちとバーへ寄ったのだ。来たことのない店だったが、洒落たところで、酒も旨く、さっきまでは大満足だった。メルペイが使えないと知るまでは。 確かに、マスターが指差した壁には「カリペイ使えます」のロゴがあった。それはつまり、メルペイは使えないということだ。不覚だった。いつもはちゃんと下調べをするのに。そしてメルペイが使えない店なんて絶対に選ばないのに。 もう何十年も前、高校生のとき最初に口座を作ったのが、Mのロゴ輝くメル銀行だった。以来、電子決済はすべてメルペイで過ごしてきた。そのうちに現金やクレジットカードを使うことがなくなり、すべてがメルペイで済むようになった。給料はメルペイで貰うし、マンションもメルペイキャッシュで買った。 競合のカリペイも

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    tuki0918 2017/12/04
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