犯罪は行うべきじゃない。これは正当。犯罪はすべて加害者に責任がある。これも正当。しかし、ざんねんながらその正当な意見が通用しない現実が存在していて、ぼくたちはそのなかで生きていかなければならない。そこでどうするか、と議論しましょう、というのはそんなに異常な意見とは思えない。
同年代のひとも含む若手?の社会学者が書いた本。はじめの方は僕にはいまいちよく理解できないところもある社会学理論の話が続いているのでちょっと読みにくかったけど,事例研究のところは情報量が多くて勉強になるところが多かった。筆者たちははじめの方で「日本の政治学はマクロな社会変動との関連で選挙を分析する問題意識を失ってるから面白みが感じられない」というコメントが書いてあって,あまり政治学に関連する先行研究(というか僕が普段読んでいるような先行研究)は出てこないのだけれども,それなりに問題意識は通底するところもあるのではないかと思ったり。 再帰的近代の政治社会学―吉野川可動堰問題と民主主義の実験 (MINERVA社会学叢書) 作者: 久保田滋,樋口直人,矢部拓也,高木竜輔出版社/メーカー: ミネルヴァ書房発売日: 2008/03/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 9回この商品を含むブロ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く