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2010年2月9日のブックマーク (1件)

  • 偽者として生きるということ――『魔法少女リリカルなのは』に見る現代的な不安 - metamorphosis

    フロイトは「精神現象の二原則に関する定式」という論文の中で次のような奇妙な夢を報告している。 ある男が父が長いあいだ苦しんだ不治の病気を看病したが、父の死んだ翌月に何回も次のような夢を見たという。父がまた生きかえって、昔のように彼に話をしている。ところが彼は、父がもう死んでしまっているのに、それを知らないでいるのを非常に心苦しく感じていた。 (『フロイト著作集6』、井村恒郎訳、人文書院、1970年、41頁) 自分がもうすでに死んでいるのにそのことを知らないということ。ここにひとつ現代的なモチーフを見出すことができるような気がする。 こういうことを僕が思ったのは、『魔法少女リリカルなのは』のアニメ(第1期)を改めて見たからなのだが(劇場版『なのは』も見た)、この作品に登場するフェイトというキャラクターが抱えている問題というのも、まさに、この「自分がすでに死んでいるのを知らない」という状態では

    偽者として生きるということ――『魔法少女リリカルなのは』に見る現代的な不安 - metamorphosis
    tukinoha
    tukinoha 2010/02/09
    面白い。「知らず知らずのうちに自分が誰かの居場所を奪い取ってしまったという罪」というくだりが重要だと思う。