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2011年1月16日のブックマーク (3件)

  • 蝶を曳く−文芸時評

    「群像」十一月号に作者のインタヴューがあった。聞き手は武田将明である。 私は『すべて真夜中の恋人たち』の主人公冬子を「たんにつまらない、何にも無い人」だと書いた。それがこの小説の要だと思ったのだ。川上未映子が語りだすのはまづこの点であり、自分の読みが正しかったようで、ちょっとうれしい。彼女は言う、通常の小説では、「美人であるとか、美人でなくても母であるとか、特殊な能力を持っているとか」、そんな「物語に登場するための条件が課せられている」。冬子のような「何にもひっかからない人は主役になれないんですね」。『すべて真夜中の恋人たち』を書いた動機のひとつとして、「物語を奪われ、また物語から奪われてきた、今まで語られなかった人たちを小説的に語る」ことを挙げている。それに合わせて武田が、冬子の職業が校閲者であることと関連させ、「そこに書かれている物語を読んではいけない」ということを心がけている点を指摘

    蝶を曳く−文芸時評
    tukinoha
    tukinoha 2011/01/16
    投瓶通信について、浅田彰と東浩紀。
  • 東浩紀氏、とある「論壇誌」が「現実を踏まえていない」ことに対して、苦言を呈する

    東浩紀 Hiroki Azuma @hazuma 「現代思想」グーグル特集は、東浩紀完全無視らしいが、isedはさすがに触れているのだろうか。濱野智史とかはさすがにいるのだろうか。それも無視となると、いったいどういう文脈を押さえて現在の日グーグル論やるのだろうか。 東浩紀 Hiroki Azuma @hazuma おそらく彼らは、今後思想地図βも完全無視で、2010年代の思想シーンについて語っていくのだろうなあ。ほんと、すごいよねえ。なんというか、すごいとしか言いようがない。まじで。ほんとうに。 東浩紀 Hiroki Azuma @hazuma 「ユリイカ」編集長Y氏はむかしからの友人でぼくのことも応援してくれるのだけど、あの狭いオフィスのなかで、東浩紀一派は完全無視でいくぜ!やつらクズじゃん!というすぐ隣の「現代思想」編集部とどのように折り合いをつけているのか、じつに興味がある。

    東浩紀氏、とある「論壇誌」が「現実を踏まえていない」ことに対して、苦言を呈する
    tukinoha
    tukinoha 2011/01/16
    寂しい人なんだなぁ。
  • 大正100年:歴史に探る日本の針路 第1回 どんな時代だったのか - 毎日jp(毎日新聞)

    今年は1912年の大正改元から数えて100年目に当たる。実際は15年と短い大正期だが、近代日が一定の繁栄とともに、さまざまな矛盾を示した変動期でもあった。シリーズ「大正100年」では、この時代の主要な事件や現象を踏まえ、現在の日が抱える問題解決へのヒントを探っていく。初回は大正期の政治文化に詳しい原武史、佐藤卓己の両氏に、「大正時代とは何だったか」を語り合ってもらった。【聞き手・大井浩一】 ◇女性や地方が表舞台に--明治学院大教授・原武史氏 ◇「可能性」ゆえの光と影--京都大准教授・佐藤卓己氏 --まず、大正という時代に、どんなイメージを持ちますか。 原 時代設定が大正期である三島由紀夫の小説「春の雪」(「豊饒(ほうじょう)の海」第1巻)に、侯爵家の書生が邸内にある社殿に参拝する場面が出てきます。彼は祈りの中で、明治が「清らかな偉大な英雄と神の時代」なのに対し、大正はカフェー(女性が