クマ牧場では、発情期が始まる5月頃からボスの座を巡る争いが始まります。成獣のオス群れではボス争いに関わる威嚇(いかく)・攻撃行動やマーキング行動が見られます。クマのグループ毎による勢力争いもあり、集団で力を誇示するクマや、弱い個体に対しての攻撃をせず、いつもまわりには若い個体がつくボスなど、人間社会さながらの勢力図が展開されます。 ボスグマの特徴としては、牧場内の巡回行動や仲間同士のけんか仲裁が挙げられます。強いだけではなく、「器量」も求められるのも興味深いところです。 ボスの明確な存在があることで牧場内全体でクマの闘争がなくなり、安定化する傾向があります。クマ牧場では、今後もボス候補の成長に期待をしております。 平成23年7月にボスの「不在」を発表してから2年が経過。ボスの行方はどのようになるか注目していたところ、ようやく決定となった。 平成25年からボスを勤める。若く体が小さなうちは元