◇大学進学で即戦力に Jリーグが創設された20年前、大学サッカーの地位は揺らいでいた。「『22歳のプロデビューなんて遅すぎる』『大学サッカーは選手育成の本流から外れる』とみんなに言われたし、我々も覚悟していた」。全日本大学サッカー連盟技術委員長を務める福岡大の乾真寛監督は振り返る。 だが近年、Jリーグクラブのユースや高校から大学進学を希望する選手は増えている。18歳時点の力ではプロで通用しなくても、大学で実戦を積むことで成長できるとの考えが浸透してきたためだ。関東大学リーグ1部で、多くのJリーガーを輩出した流通経大の中野雄二監督は「以前はユースや高校に『選手を下さい』と頭を下げに行ったが、今は逆に『子供を預かってほしい』と言われる」と変化を感じている。 現在、日本のプロサッカーを支えているのは大学出身者になりつつある。Jリーグに新加入する選手の半数は大学出身となり、乾監督の調べによるとJリ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く