タグ

ブックマーク / dain.cocolog-nifty.com (4)

  • この本がスゴい!2017

    人生は短いのに、読みたいは多すぎる。 生きてる時間ぜんぶを費やしても読みきれないを抱え、それでも新しいに手を伸ばそうとする愚者とはわたしだ。ただ「新しい」というだけで、何がしかの価値があると思い込み、財布をはたく。エラい人が誉めてたという理由だけで、読むべきだと思い込み、脊髄反射する。そして読まない。「あとで読む」とレッテルを貼って、あとで読まない。 かくして積読山は高くなる。 かつてはに囲まれた生活を何やら高尚なものだと考えて、「に埋もれて死にたい」などとつぶやいたことがあるが、恥ずかしい。救いようのない馬鹿とはわたしだ。読書趣味であり代謝であり経験だ。その候補だけを増やしても、何も、なにも変わっていない(ボクは沢山のを持っているという自意識を除いて)。 そんな山から発掘し、紹介してきたスゴ(凄い)のなかから選りすぐりをご紹介しよう。わたしの趣味と代謝と経験に照らし

    この本がスゴい!2017
  • 「ローマ人の物語」を10倍楽しく読む方法:カエサルはこの順に読むべし

    塩野七生「ローマ人の物語」は自信をもってオススメできるんだけど、いかんせん緩急というか浮き沈みが激しい。 書き手がノっている巻は措クニアタワズという言葉がピッタリするぐらいを閉じさせてくれない。そうでないところは飛ばしてしまっても一向に問題ない。重要なポイント―― ローマ人の気質というか質にかかわるエピソードは繰り返し書いてくれているので、読み落としの心配はいらない。 それでは、このblogの読者さまに美味しいトコ取りをしていただくため、カエサル編の読み順をご紹介。西洋史の全ての時代からトラックバックを打ち込まれている巨人、ユリウス・カエサルを『楽しく』読む順番といってもいい。 塩野七生 著 ローマ人の物語 8巻 ユリウス・カエサル ルビコン以前(上) ローマ人の物語 9巻 ユリウス・カエサル ルビコン以前(中) ローマ人の物語10巻 ユリウス・カエサル ルビコン以前(下) ローマ人の

    「ローマ人の物語」を10倍楽しく読む方法:カエサルはこの順に読むべし
    tunakichi
    tunakichi 2013/10/03
    “ガリア戦記”
  • わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる

    なぜ自分が自分の形を留めていられるかというと、自分を知る誰かがいるから。 誰も自分を知らない場所へ旅するのもいい。そもそも誰一人いない場所を旅するのもいい。だが、いつかは放浪をやめてこの世界のどこかに落ち着かなければならない。さもないと人という存在と疎遠になり最後には自分自身にとってさえ他人になってしまう。 誰かを撮った写真は、近しい人間の心のなかでしか価値を持たないのと同じように、人の心も別の人間の心の中でしか価値を持たず、その人の思い出は、思い出したときにのみ存在するだけであって、思い出す人がいなくなれば、消え去るほかない。 人生は思い出だ、そして思い出が消えれば無になる。だから人は思い出を物語ろうとする―――コーマック・マッカーシーの『越境』を読んでいる間、そんな声が通底音のようにずっと響いていた。 マッカーシーの代表作ともいえる国境三部作(ボーダー・トリロジー)の第二作がこれだ。第

    わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる
  • 本好きが選んだハヤカワの170冊

    オススメを持ち寄って、まったりアツく紹介しあう「スゴオフ」、今回のテーマは「ハヤカワ」!これまた楽しく美味しいだけでなく、積読山脈を成長させるスゴい回だった。 午後一時から夜八時、延々7時間のマラソン・オフ会、見てくれこの獲物。 ばかりですまぬ。場の"ふいんき"はやすゆきさんの「早川書房さんシバリスゴオフは直球、変化球アリで「さとし」が大人気の楽しいパーティだった」でどうぞ。 まずはSF、「ハヤカワといえばSF」の通念をあえて外したのか、SFはあるにはあるが、期待したより少なめ。おすすめプレゼンでは、イーガンもホーガンも、ギブスンもレムもないのがちょっと驚き。代わりにブラッドベリやハインライン、クラークが熱く語られる。暫定的結論によると、「幼年期の終わり」はSFオールタイムベスト、「ハイペリオン」はSFのラスボス」になった。「幼年期の終わり」と「ブラッド・ミュージック」はペアで読むと

    本好きが選んだハヤカワの170冊
    tunakichi
    tunakichi 2012/05/15
  • 1