東京入国管理局が、収容している外国人に出している給食で、味噌汁と、小分けのパックに入った醤油の提供を中止していたことが、BuzzFeed Newsの取材でわかった。同時に、牛肉と豚肉の提供も止めたという。 入管はその理由を「一部の収容者に対する宗教的な配慮」としている。 味噌汁とパック醤油は、希望者がお金を出して購入する方式に変わった。一方、味噌と醤油そのものは、今後も調味料として給食の調理に使うという。収容者やその支援者からは「味噌汁と醤油が実質的に有料化された」という反発の声が上がっている。 東京入管の説明や複数の関係者の話を総合すると、いままで給食に付いていた味噌汁と、パック醤油の提供を止めたのは、2019年2月から。あわせて、牛肉と豚肉を使った献立も出さなくなった。 東京入管は、その理由をBuzzFeed Newsの取材に「こうした食べ物に宗教上の問題がある収容者への配慮」とした。