ブックマーク / georgebest1969.typepad.jp (4)

  • なぜ、国ごとに差が出たのか。そして第二波がどうなるか。

    現在、準備している文章の一部です。長いです。 以下に述べることは多分に仮説に基づいている個人的な見解です。 基的にぼくは診療のプロで、予測のプロではないために、未来予測はしないことにしています。臨床屋がやるべきは「想定されるシナリオを全部想定して、そのすべてのシナリオに対する最適解を模索する」ことです。なので、予測の欲望には抑制的であるべきで、「未来はこうなる」とは言わないものです。 しかしながら、今回はその定石をあえて選択せず、ある程度未来予測めいたものについても言及します。すなわち、「第二波がどうなるか」です。なぜ、未来予測めいたものを述べるに至ったかは、稿をお読みいただければご理解いただけると思います。 読者の皆さんを焦らすのはぼくの意ではありませんから、先に結論を申し上げておきます。つまり、 「第二波は第一波より(いろいろな意味で)小さいものになる可能性が高い」 というもので

    turanukimaru
    turanukimaru 2020/06/23
    準備しておけば大丈夫、と運がよかったには同意するけど、むしろ日本はおびえてただけで対応は遅かったように記憶してるのでまだなんとも。まぁ今できるのは現場の負担を軽くすることとお金を突っ込むことだけよね。
  • 事実に誠意を

    これから書くことはほとんど、これまでも繰り返し申し上げてきたことと変わりない。が、同じ質問は繰り返し受けているので、再度申し上げる次第である。なお、海外からも同様の問い合わせが多いので来であれば英語でも同じ内容の文章を用意すべきだが、時間の関係で割愛させてください。Chromeかなにかでそれぞれ母国語に訳してお読みいただけると幸いです。なお、稿は特に感染症学の基礎知識やジャーゴンを知らなくても読めるように工夫はしているが、それなりに難解な内容だ。その点はご容赦いただきたい。 日COVID-19報告数が諸外国に比べて非常に少ないことに内外から注目が集まっている。あれは当なのか。検査数が少なすぎて、実際の感染者数を見誤っているのではないか、という指摘がある。 しかし、この指摘はいろいろなレイヤーにおいて間違っている。そもそも、日COVID-19の全数把握を目指していない。行政検査

    事実に誠意を
    turanukimaru
    turanukimaru 2020/03/27
    検査キットは既にあって、小規模クリニックでの検査やいっそ出張検査とかもできそう。https://www.kurabo.co.jp/bio/product/products.php?M=D&PID=232。陽性だとしても入院は不要だが、無症状感染者を自宅待機させるくらいはできる。
  • 近藤誠氏との対峙の仕方

    以下、記憶を頼りに書いていて、裏を取っていないのでまちがってたら教えてください。 近藤誠氏と当時のがん治療のオピニオンリーダーたち(外科医)の論争を読んだのはぼくがアメリカで内科研修医をしていた1990年代後半だったように思う。 近藤氏はがんもどきの存在を主張し、なんでも切ったり化学療法をするのは間違っていると論じた。根拠となる臨床試験も参照していた。一方、当時の外科医たちは実験医学と経験主義ばかり。「切ってる俺達がちゃんと仕事してんだから文句言うな。くじ引き試験?患者で実験する気か。エビデンス?なんだそれ?」って感じで、全然議論が噛み合ってなかった。 近藤氏の意見は理路整然としていたが、当時の外科医たちはひどかった。アメリカにいたぼくはエビデンスエイスドメディシンをバリバリ学んでいたが、日の医療界は数周時代遅れに見えた。日のがん領域のトップってどうしてあんなに、、、、と大いに失望させ

    turanukimaru
    turanukimaru 2017/11/10
    コメントの少ないこっちに書かせてもらおう。重箱の隅だが、意見をブラッシュアップするのは仏教的思想で弁証法的にはモデルをブラッシュアップするんだ。意見には意思が含まれるがモデルには意思は含まれない。
  • 日本の専門医制度は終わったか?

    の専門医制度は終わった。最初に日専門医機構の「専門医制度新整備指針」(2016年12月)を読んだときにはそう思った。ひどい指針である。最悪と言っていい。 日専門医機構ができたのは、日の専門医制度と専門医に問題があるからだ。現状維持で良ければ、専門医機構を作る必要はない。学会認定の専門医だと「学会に尽くし、学会にカネを払い、学会主催の集会に参加し(またカネを払い)、学会が出す専門誌に論文を書き(またカネを払い)、ちょちょっと試験を受けて専門医もどきになる」現状では専門医の質が保てない(保てていない)。だから、学会から独立した機構が専門医の専門医たる質を担保するために、改革が望まれたのだ。 「新整備指針」にはそのような理念はまったくない。まったく、ない。ほとんど現状維持のままであり、「学会主導」だ。学会は従来通りの簡単に専門医になれてしまう今のシステムをほとんど踏襲し、学会としてのメ

    turanukimaru
    turanukimaru 2016/12/24
    専門の話をしていたはずが油断をすると所属や管轄の話になってしまうのが組織というもの。医学に限らず学会も本来は専門家を集める場所のはずなのだが自分に分野とカリキュラムを当てはめる場になってしまっている。
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