今回は、岡本茂樹さんの書かれた本『いい子に育てると犯罪者になります』を主に参考にしています。生前の岡本さんは、大学に勤める他、刑務所での更生支援に力を注がれていました。 岡本さんは自著の中で、たくさんの価値観の刷り込みにより、人間関係が上手く作れなくなり、いじめへとエスカレートする可能性を指摘しています。 価値観の刷り込みにより、人間関係が上手く作れなくなる 岡本さんは、『価値観の刷り込みにより、反対のことをする人が許せなくなるため、イジメへとエスカレートする』と指摘しています。これは私の解釈ですが、しつけや価値観の刷り込みに強い苦痛が伴うと、『自分はこんなに我慢をしているのに』と言う気持ちが強くなり、より、他者を許せなくなるのではないかと考えています。 私も舞子のように、他人への苛々に支配され、苦しい時があります。私は『こうしなければならない』と言う価値観が強いので、他人に押しつけたい気