今回参考にしている本は、精神科医・作家の岡田尊司(たかし)さんが書かれた『愛着障害の克服』です。 これまでの話は、小学校教諭が学校でも家庭でも子どもの問題行動に悩んでいおり、職場のスクールカウンセラーに相談したところ、『愛着』の視点が大切だと言う助言をもらいました。前回は愛着形成の鍵である安全基地になるポイントを知りましたが、今回はその逆で、安全基地になりにくいタイプについてを学んでいきたいと思います。 安全基地になりにくいタイプ 安全基地になりにくいタイプは、本人を押しのけて、自分が主役になってしまうタイプです。その人が自分の思い通りになればいい子、思いに反すれば悪い子と、自分の思いに叶うか叶わないかが全ての基準になってしまいます。それに付き合わされる子どもは自分の人生を生きることができず、親の人生を生きてしまいます。それにより、自分の人生を自分で選択し、道を切り開いていくと言う自立のた