異例づくめ、波乱づくめだった東京都知事選が終わりました。ふたを開ければ自民党を飛び出して立候補した小池百合子氏が、組織力に勝る与野党候補を突き放して圧勝。新たな首都の顔となりました。政党が秘密裏に行っていた情勢調査の「数字の変遷」を見ると、小池氏の勝因、与野党候補の敗因が見えてきます。 【関連】小池知事はクリーンな政治を行えるのか? 学歴・経歴・政治家歴は? >> 嵐桜井パパ・蓮舫・石田純一。上がっては消えていった名前 「公私混同疑惑」の追及を受けた舛添要一前知事が唐突に辞意を表明したのが6月15日。参院選の告示が一週間後に迫っている中で、与野党は慌ただしく候補者選定を始めました。 当初、名前が挙がったのは与党ではアイドルグループ「嵐」のメンバーの父親として知られる桜井俊前総務次官、野党では参院選で改選を迎える蓮舫氏でした。いずれも政治・行政経験が豊富で、なおかつ知名度が高く「情勢調査で