エイズ研究の世界的な権威として知られるフランスの研究所は、エイズウイルスに母子感染した少女が、生後すぐに抗ウイルス薬による治療を開始したところ、その後、長期間にわたって治療を中止したにもかかわらず、ウイルスがほぼ消滅した状態を維持していた事例を発表し、早期の治療の重要性を呼びかけています。 エイズ研究の世界的な権威として知られるパリのパスツール研究所は20日、エイズウイルスに関する最新の研究成果を発表しました。 それによりますと、妊娠した母親からエイズウイルスに感染した少女が生後すぐに抗ウイルス薬による治療を開始したところ、その後、長期間投薬治療を中止したにもかかわらず、ウイルスがほぼ消滅した状態を維持していることが明らかになったとしています。 この少女は、医師や家族の判断で、6歳になる直前から投薬治療を中止しましたが、18歳になった今も通常の生活を送っているということです。 研究所
![HIV 早期治療の中止後もほぼ消滅状態 | NHK「かぶん」ブログ:NHK](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/1951bd1241b0ab58b2dfa74e997d0df4b2c1c763/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fwww9.nhk.or.jp%2Fkabun-blog%2Fimages%2Fheader_banner.jpg)