【生き方を迷っている人たちに贈られるエール】 頑張れば夢がかなうとは限らない。才能があれば成功できる訳でもない。努力しても努力してもたどりつけない場所はあるし、どれだけすぐれた能力でも求められていなければ発揮しても意味がない。 世界はことほどさように残酷だ。その残酷さに人は夢を諦め、才能を捨てて違う道を歩み始める。それが人によっては新しい夢へとつながる道になっているかもしれないし、別の才能を求められて発揮できる場所へと導いてくれるかもしれない。 そういうことがあるから、夢を諦めるなと言えない。才能を捨てるなとも叱れない。その人にとって最高の人生かどうかはその人にしか分からない。それも人生の終わりに近づいた時でしかはっきりしたことは言えない。それほどまでに長く重たい人生に、外から何かを言うなんてできはしない。 けれども、頑張ればかなう夢はあるし、才能が認められる場所もある。だから、頑張り続け
![映画『数分間のエールを』レビュー|Ryuichi Taniguchi](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/70cffc13beed12ed233282e087c9979dfbcb36a9/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fassets.st-note.com%2Fproduction%2Fuploads%2Fimages%2F143952415%2Frectangle_large_type_2_9c2f00b85f27ee393db448394465a292.jpeg%3Ffit%3Dbounds%26quality%3D85%26width%3D1280)