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ブックマーク / ilya0320.blog14.fc2.com (22)

  • マンガ☆ライフ |『プリパラ』全力で楽しませる趣向が凝らされた「24.5時間テレビ」について

    劇場版プリパラ。ソフトを購入してからというものほぼ毎日のように見ているのだが、全く飽きないから驚きである。ここまで飽きずに見続けられるのは「ライブ形式」「ルート分岐」という作独自のギミックがあるからだろう。特に後者のルート分岐は「コレがなければとっくに見飽きてる」と断言できるほど素晴らしいものだと思う。なぜならその日の気分で視聴する内容を変えられるからだ。 作では「物語中盤でルート分岐し、ルートによって後半10分ほどの内容が異なる」という仕掛けが用意されていて、映画館では週替りでルート1~3を上映していた(ルート4だけは金曜最終の上映のみ)のだが、ソフトでは「自分の観たいルートを選んで上映」という形で再現されており、毎日異なる内容をその日の気分で決めて流すことが出来るのだ! おかげで一時間ほどの内容のうち、50分ぐらいは同じでも全く飽きない。飽きなさすぎてちょっとどうしようかと気で思

    turu_crane
    turu_crane 2015/09/25
    >個人的にはこのマラソンの方が雨宮らしさが生きていて良い
  • マンガ☆ライフ |『ミリオンドール』ライブで演出されるアイドルとしての実力差について

    今期は性癖というか欲望に忠実なアニメが多くて面白い一期ではないかと思う。モンスター娘を描いた『モンスター娘のいる日常』にやたらロリ描写に力の入った『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ 2wei Herz!』、B級映画な怪物の代名詞的存在であるゾンビ!な『がっこうぐらし!』に、世間的には変化球に入る小林少年像を創りだした『乱歩奇譚』、ジャンプの規制に果敢に挑み、アニメでも自主規制の限界に挑みすぎている『To LOVEる-とらぶる-ダークネス 2nd』があるとかちょっとどうなんだ。おまけに『下ネタという概念が存在しない退屈な世界』も今期だし。 まあロボットアニメが集中する時期もあったし再放送を込みにすればアイドルアニメが毎日のようにやっている時期もあったわけで、今期はたまたまそういう特殊性癖もとい己の欲望に忠実な作品が集中してしまっただけなのだろう。「アニメの数自体は増えて

  • マンガ☆ライフ |それはスクールアイドルを愛する者達の讃歌――『ラブライブ!The School Idol Movie』

    夏コミ受かりました。場所は「三日目のリ-56a 魔界戦線」になります。 いつも通り「とりあえずラブライブ!で申し込んでおいて、細かい事は後から考えよう」と無計画に申し込んだので、ラブライブ!島に配置されてますけど、新刊は『ラブライブ!』ではなく『プリパラ』になります。『プリパラ』も7月で一周年だし、『プリパラ』は『ラブライブ!』にも参加経験があるスタッフが作っている作品だし、「『プリパラ』一周年記念」なら格好はつくかな、と。まあうちの新刊が申込ジャンルと同じだった事は一度としてないんだけど。 ともかくアニメにゲーム、劇場版まで網羅したになると思いますので、色々とよろしくお願いします。トモチケ交換が出来るかどうかはちょっと分からないな……。 ■ 2011年に電撃G'sマガジン、サンライズ、ランティスの三社合同のユーザー参加型企画として走りだした『ラブライブ!』。2013年1月にはアニメ化を

  • マンガ☆ライフ |ufo版『Fate』に見る「今のFate」とアーチャー像の変化について

    『ニンニンジャー』。今回の戦隊は浦沢一門の下山健人がメイン脚家を務めていて、その影響かコメディタッチの話が非常に多い。それ自体はどうということもないのだが、今週の怪人だったヤマビコの「声色をシロニンジャーに変えてアカニンジャーに電話し、他の三人の変身アイテムを回収。代理人を派遣して変身アイテムを奪う」という作戦の「振り込め詐欺」感はちょっと凄いものがあった。ヤマビコのやったことそのものは家族の絆を利用しているだけなんだけど、振り込め詐欺自体もそういう家族の絆を逆手に取った詐欺なわけで。その辺も含めたネタ作りは上手いものがあったなーと思う。 ただ「ラストニンジャの弟子になるために、ニンニンジャー達に襲いかかるスターニンジャーのせいで、家が散らかる」というネタは実写だと「迷惑なやつだなー」という印象しか残らないのが辛いなぁ。元々スターニンジャー自体、「アメリカ帰りの忍者」「妖怪大好き」「日

  • マンガ☆ライフ |『アイカツ!』『プリパラ』作画から3DCGへの切り替えにおける違和感を軽減する工夫についてのメモ

    スパロボ。『第三次Z天獄編』すら積んでいる中で八月に発売する『BX』の速報を見てしまったのだが、『ガンダムAGE』の参戦に「そうか……フリットさんが……」と妙な気持ちになってしまった。『ガンダムAGE』と言う作品を振り返る上で「フリット・アスノ」と言う男の事を思い出さずに入られない。というのも、ヴェイガンに母親を殺され、愛した人を殺された彼はヴェイガンを殲滅するためなら孫すら利用する復讐鬼と化した彼は長期化したヴェイガンとの戦争が産んだ存在だからだ。 長期化によって凝り固まった彼の復讐心とそこからくるとにかくヴェイガンを殲滅しようとするその姿はいっそ哀れなのだが、だから面白いのはヴェイガンを皆殺しにする大量殺戮犯になる直前で戦争終結に向けて動き出す一連の流れだろう。何だかんだであそこの下りは「戦争を止める方法」と言う一つの結論としては綺麗にまとまっていたように思うのだ。 作品として難がある

  • マンガ☆ライフ |『アイカツ!』128話に見る黒沢凛とサニー&ジョニーの歩き出す夢の物語と魅せるダンスについて

    『Fate/Ground Order』がこっそり夏に延期していたのだが、CMの中で「延期」と言う事を伏せて「夏配信予定!と堂々と言い切ってた事に笑ってしまった。まさに威風堂々。恥ずかしいことでも堂々とやれば恥ずかしくない!と言わんばかりの振る舞いには「それは……正解ですね!」と言うしか無かった。 自分の記憶では確か2014年7月27日の「Fate Project 最新情報発表会」が初出の情報で、冬配信予定→春配信予定と来て今回の堂々とこっそりした延期により夏配信予定となるのだが、「テーマは「2015年」というのに2015年が半分終わっちゃってる状態で大丈夫か? 平均的なプレイヤーが半年でストーリーを読み終わるぐらいじゃないとダメなんだぞ!」と、心配になってしまう。どうやってもアニメは終了後になるだろうしさ……。一応バトンタッチとしては理想的な感じではあるけども。 最近だと『七つの大罪 ポケ

    マンガ☆ライフ |『アイカツ!』128話に見る黒沢凛とサニー&ジョニーの歩き出す夢の物語と魅せるダンスについて
  • マンガ☆ライフ |『プリパラ』三十九話に見る想像力をくすぐる仕掛け作りとアイドルの自主性について

    『ジュエルペットマジカルチェンジ』。スタジオコメット制作の『ジュエルペット』シリーズが終わって、スタジオディーン制作の『ジュエルペット』シリーズの第一作目となる『マジカルチェンジ』。ジュエル城を元の世界に戻すために、人間世界で魔法使いになる修業をすることになったジュエルペット達と魔法使いに憧れる少女が一緒に生活しながら、成長していく――というストーリーになっていて、一話を見た感じだと手堅い作りというかコメディ路線復活というべきか。まあ一年間放送する作品なので、一話を見ただけで内容について理解することは難しいのだが、とりあえず言えることはラブラの復活は嬉しい半面、ガーネットとサフィーのリストラは寂しいなーと。代わりにラリマーとルナが入ったけど、やっぱり長く見続けてきただけに愛着があるんだよなー、ガーネットとサフィー。ゲストキャラとして登場することに期待しておく。 あとルナの声優が宍戸留美から

    マンガ☆ライフ |『プリパラ』三十九話に見る想像力をくすぐる仕掛け作りとアイドルの自主性について
  • マンガ☆ライフ |『アイカツ!』の氷上スミレに見る美人の演出について

    『レディジュエルペット』。第二クール最後になってぶち込んできたのが、「ルビーがももなをレディ候補生として選んでいないということがバレる」という話な辺り、シリーズ構成がちゃんと組まれていて文句のつけどころがないなぁ。そもそも一話からしてももなは他のレディ候補生とは明らかに違う描き方がされていたわけで、そこを拾い上げる事については異論を挟む余地はないんだけど、その上でももなとルビーが喧嘩して仲直りする流れがあることで、他のレディ候補生とメンター達がジュエルパレスに来る前にしていただろう出来事を、ジュエルパレスに来た今やることでその出来事は二人の友情の証となるわけで。 またミウラ登場から引っ張られてきた、「ジュエルパレスに紛れ込んでいるイレギュラー=レディXの謎」も二人の友情が深まった後で「ももなではない」ということにしておくことで、「ももなをジュエルパレスに入れたのは誰か」と「レディXはももな

    マンガ☆ライフ |『アイカツ!』の氷上スミレに見る美人の演出について
  • マンガ☆ライフ |『少年ハリウッド』十話の音楽番組という演出装置について

    この間、『ラブライブ!』関係で「ラブライブ!は好きだしライブには行くけど、それはそれとして見たいかどうかで言うとかなり複雑な心境だ」と言うことを綴った記事を見かけた。気持ちとしては分からないでもない。あの記事を書いた人は『ラブライブ!』とμ'sの九人が「好きで好きで仕方がない」のだろう。だからこそ「最も輝いていた姿だけを愛したい」と思うことは気持ちとしては痛いほど理解できる。俺も「『プリリズDMF』と上葉みあが好きすぎるからこそ、プリリズイベントでだけは上葉みあ役として登場する大久保瑠美だけは見たくない」と言う思いを常に持っているからだ。 コレは別にステージ上に○○役として登場する声優を見ると幻滅するとかそういう小さな話ではないし、ましてや幻滅することはないだろうと思う。やっぱり人は凄く魅力的だろうし、熱意を込めて演じていたわけで、演じている側から見た上葉みあの姿というのは話を聞いてみた

    マンガ☆ライフ |『少年ハリウッド』十話の音楽番組という演出装置について
    turu_crane
    turu_crane 2014/09/17
    すごかったんだけど絶望的に絵柄が合わなくて辛い少ハリ…
  • マンガ☆ライフ |『ラブライブ!』二期十一話に見るμ'sの終わりとその儚さについて

    『あいまいみー』二期のPVが公開されたので早速視聴していたのだが、大地を割るミィの姿があるということはこれはもしやあの伝説の処女声優回が映像化されるということなのか……。あの処女声優回の何が凄いって処女声優かどうかが争点になるのではなく、処女声優を処女だと信じる麻衣対2chの情報を鵜呑みにするミィと言う構図になっているところなのだが、あの回を当に映像にするというのかいまざきいつき。内田真礼と内田彩が「処女」と連呼しまくる事になるんだぞ! いや一期の頃から「処女のホットパンツになりたい」だの言ってたのである意味予定調和ではあるのだが、当に二期は一期のFX回級の話がいっぱいありそうなのがPVから伝わってくるのがいいわぁ。 シニヨンのミィがあるということはマジキチ島の話がありそうだし、「すみません……やっぱ思いつかないんで殺してください……」もあのPVを見る限りありそうだしなぁ。 ■ 『ラブ

    マンガ☆ライフ |『ラブライブ!』二期十一話に見るμ'sの終わりとその儚さについて
  • マンガ☆ライフ |2013年のCGが(個人的に)凄かったアニメ五本について

    CGを用いたアニメというのは今じゃ目新しくも何も無くなっていて、とりわけメカ部分に関しては多くのアニメにおいてCGが用いられる事が当たり前になっている。『ガンダムビルドファイターズ』のようにCGを用いない手書きであることが一つの売りとして成立しつつある辺り、今後は手書きも当然あるだろうけど、CGでも見劣りしないような部分はドンドンCGに置き換わっていくだろうし、アニメにおいてCGの導入率が上がった事でアニメ化出来るようになった作品も増えていくだろう。 今期だと『蒼き鋼のアルペジオ』は、手書きでやってしまうと時間も手間もかかる艦隊をCGアニメとして動かすことでアニメ化出来たようなものだと思う。まさか人間までも全てCGモデルでやってしまうとは思ってなかったが、人間においてもCG特有の無機質差というものをあんまり感じさせないようになっていて技術的にはCGと手描きはそれほど差がなくなりつつあって、

    マンガ☆ライフ |2013年のCGが(個人的に)凄かったアニメ五本について
  • マンガ☆ライフ |『WHITE ALBUM2』と音楽へのこだわりについて

    『キルラキル』を一話の段階では話題にしていたのに二話以降まるで話題にしなくなったのは、「特に書きたいと思うことがない」というだけなんだが、最新話を見ても当に特に書くことがないアニメだなぁ。 この「書く事の無さ」というのはつまり元ネタ探しがどうとかいう事をやらない俺にとっては一の作品として見た場合に楽しめることは楽しめるけど、心に引っかかってないという話で、構成としての歪さとか荒唐無稽さとか好みっちゃ好みだけど「結果的に歪になった作品」と「最初から歪な作品」とでは前者の方がより愛することが出来るってのは常に思う。 『ガンダムAGE』とか結果的にいびつになった作品だけど、好きか嫌いかで言えばやっぱり好きだし、『ヴァルヴレイヴ』も一期の頃から「いびつな作品ではあるけど、そのいびつさが盛り上がれる部分を生み出している」と思っていただけに、ここ最近の歪ながらも盛り上がってる部分はやっぱり面白いわ

  • マンガ☆ライフ |『キルラキル』と劇団☆新感線について

    『天元突破グレンラガン』の監督である今石洋之とスタッフがガイナックスを抜けたという話を聞いた時は「ガイナックス大丈夫なのか……」と驚いたのだけれど、そんな今石洋之の所属するトリガー初のオリジナルTVアニメという認識をしていた『キルラキル』の一話を視聴したんだけど、「なんといういつもの中島かずき」としか言えんなぁこれ。 脚・監督共に『天元突破グレンラガン』と重なることや、『パンティー&ストッキング』のスタッフがほぼそのまま参加していることなど、トリガースタッフのガイナックス時代のアニメ作品と比較したくなる部分は多々あるのだが、作はどちらかと言えば中島かずきの成分が『天元突破グレンラガン』よりも濃いように感じる。 中島かずきといえば石川賢の元担当編集者で、『天元突破グレンラガン』の時は「ゲッターサーガを終わらせる」と意気込んでいた記憶があるのだが、作のこの清く正しいダイナミックプロの文脈

  • マンガ☆ライフ |3年目の『未来福音』について

    劇場版『空の境界』シリーズの最新作である『未来福音』をようやく見たのだが、やっぱりufotable特有の凝りまくったレイアウトと構図作りは奈須きのこの描く世界観は噛み合っているなぁ。 この『未来福音』は同人誌として頒布されたものがベースになっていて、冒頭に武内崇が同人誌用に書き下ろした漫画のアニメ化作品と未来福音編のアニメ化作品の二立てという構成になっている。 漫画部分のアニメに関しては劇場版空の境界シリーズでは第一章に当たる俯瞰風景を担当したあおきえいが、『未来福音』編を『Fate/Zero』などのキャラクターデザインや作画監督を担当した須藤友徳がそれぞれ担当している。須藤友徳は俺の記憶が確かならばおそらく初監督になるはずで、ベテランの短編と新人の長編を一度に楽しめると思えばなかなか面白い構成だと思う。どちらも原作は相当読み込んでいるように感じられたし、二並べた時にどちらかが浮い

  • マンガ☆ライフ |『シンフォギア』の音楽の扱い方につきまとう違和感について

    『戦姫絶唱シンフォギア』という作品は上松範康が「ライブシーンがあるアニメは盛り上がる!」という基コンセプトを元に『ワイルドアームズ』シリーズなどでプロデューサーを務めた金子彰史が脚を手がけた作品で、王道熱血を持ち味とする金子彰史だけあって物凄く熱量があるアニメであるのだが、「歌で変身し、歌で戦う」というコンセプトであるにもかかわらず、何故に音楽周りについて違和感の残る演出ばかり行われるのだろうか。 一期の頃から「歌で変身する」「歌わないと闘えない」という設定があるにもかかわらず、演出面ではどうにも違和感が残る演出になっている。というか正直、演出面ではその「歌」というものの重要性が伝わってこないとすら個人的には思っている。 『シンフォギア』における「歌」というのは設定上かなり重要なものだ。 作中の描写を見る限りでは最強クラスのキャラクターである司令が戦えないのも全て「ノイズ」という敵はシ

  • マンガ☆ライフ |今までの『アイカツ』とこれからの『アイカツ』について

    ここ最近の『アイカツ』が行なっていたトライスター編があまりにも素晴らしかったので、HDDに眠っていた1話から最新話まで見返してみたのだが、やっぱり面白いなぁ『アイカツ』。 この一年ぐらいでアイドルなどのショービズ業界を題材とした作品で最高傑作は『プリティーリズム・ディアマイフューチャー』だと思っているけれど、『アイカツ』はそこに匹敵する、というか毎週の面白さという観点では『アイカツ』の出来というものは毎週かなり高い水準でまとまっているし、キッズアニメがよくやる道徳的・倫理的な、言ってしまえば綺麗事的なメッセージというものもきちんとアイドルアニメのフィルタを通したメッセージに変換している。 その観点で言えば『アイカツ』は間違い無く傑作級の出来なのだが、今回のトライスター編の落としどころとして「アイドルとしてオーディションに勝つことも大事だが、人を楽しませることはもっと大事」というかえで、そし

  • マンガ☆ライフ |『ニャル子さん』における仮面ライダーパロディの難しさについて

    『這いよれ!ニャル子さん』の二期が『ニャル子さんW』なのは平成ライダー二期シリーズという扱いになっている『仮面ライダーW』のパロディなのは理解しているつもりだが、『ニャル子さん』における平成ライダーのパロディネタとしての出来があんまりよろしくないのは、おそらく元ネタに当たる平成ライダーと仮面ライダーというものがパロディにするにしては非常に厄介なシロモノで、だからこそ『ニャル子さん』のライダーネタというのは上辺だけを真似た微妙な出来になるのではないだろーか。 『ニャル子さん』においては割りと頻繁に仮面ライダーの変身ポーズがパロディネタとして採用される傾向があるのだが、これは原作の表紙からして仮面ライダーの変身ポーズをパロディ化しているわけで、アニメの中で登場する分には原作を再現しようとしている気概を感じられて、ニャル子さんファンとしてはスタッフの原作愛を感じずにはいられないところではある。

  • マンガ☆ライフ |『ラブライブ』八話の「何がしたいのか」という問いかけと無音の演出について

    アニメ版『ラブライブ』八話が素晴らしい出来だった。 今までもPVの頃に挿入されていた日常のエピソードを盛り込んできたりとファンサービス的な面白さは随所に見られたが、一話丸々『僕らのLIVE 君とのLIFE』をセルフリメイクともいうべきことを行い、シナリオと組み合わせてくるとは恐れいった。 まあライブの演出とPVの演出は似ているようで違うものなので、今回の映像はセルフリメイクと言うよりは「ライブ風に再演出した」という方が正確なのではないかと思うのだが、何にしても今までやってきたことを象徴するような面白さであり、まさしく一つの集大成というべき内容だった事は間違いないだろう。 もちろん今回の八話が素晴らしいのはそれだけではない。 映像作品として高い完成度を持って面白さを演出してのけたわけだが、特筆すべきはやはり「あなたは何がしたいの?」という問いかけから始まる「自分の質と欲望に向き合う」という

  • マンガ☆ライフ |『ラブライブ』に存在する「ゆらぎ」について

    今日もまた『ラブライブ』の話をしてるけど、星空めておの『ファイヤーガール』がえらく面白かった事とそのうち記事を書こうかと思う。 でも発売一週間で通販はほぼ全滅。再販は未だかからずという状態なので、「記事を書いても読んだ人が即購入に移れない」という状態が継続しているというのはいかがなものか。 まあ出版社でもないTYPE-MOONが自社出版という形で出している以上、再販までの動きが遅いのは仕方がないと思うのだが、第二版の動き出しは早かったのに第三版の動きの遅さは何が理由なんだろう。 ところで『ファイヤーガール』は全三話らしいんだが、最近の流れを考えると完結後に星海社辺りで販売されそうだなーと予想しているのは俺だけではないはずだ。 アニメ版『ラブライブ』が放送開始してから既に三週間が経つわけなのだが、つくづく『ラブライブ』というコンテンツは面白い作りをしていると思う。 アニメ版では一話の終盤にお

    turu_crane
    turu_crane 2013/02/13
    >アニメ版は「事実を元にしたドキュメンタリー風ドラマ」という創作作品で、台詞が繋がっている事や芝居がかった演技をしているのは「この作品がドキュメンタリー風ドラマである」
  • マンガ☆ライフ |『ラブライブ』五話で描かれたアイドル理論について

    アニメ版『ラブライブ』五話が放送されたわけなんだけど、この五話が贔屓目なしに見てもえらく完成度の高く、そして面白い一話だったので、例によって構造的な話とトピック的な話を書いておくこととする。 まず構造的には極めてオーソドックスなお話だといえるだろう。骨子としてはなんかよく見るけど、「失敗した師匠が純粋無垢な押しかけ弟子にほだされて共に成長していく」という物語骨子であるが、そういう意味では「三年組=先輩」の中でも「アイドル好き」という要素が元々あった矢澤にこをこの構造における師匠枠に据えて、彼女の挫折やら何やらを描き、彼女が後輩と共に尽力していく「場所」として「μ's」を与えたのはまあ上手いチョイスのさせ方だし、アイドル要素の混ぜ方としても見事だといえる。 というか「アイドル好き」という要素が花陽に追加されていて、元来にこが持っていた「アイドル好き」という要素がどうなったのか割と心配していた