俳優、財津一郎さんらが出演し、一世を風靡(ふうび)した焼き肉製品「こてっちゃん」のテレビCM。製造販売元のエスフーズ(兵庫県西宮市)が今春から全国販売を再開し、“復活”の兆しをみせ始めた。平成15年末のBSE(牛海綿状脳症)問題で原材料となる米国産の牛内臓肉を調達できなくなり、一時販売休止に追い込まれたが、同社は「『こてっちゃん』にまさる看板商品はない」と意気込んでいる。 昭和57年の発売以来、同社はテレビCMをはじめとする販売促進費に累計で200億円程度をかけてきたという。「これ以上、インパクトのある商品がない」(村上真之助社長)とはいえ、ひとつの商品にここまで投じる例はまれだ。宣伝努力が功を奏し、全国的なヒット商品に育ったものの、米国産の牛内臓肉を使用していた結果、BSE問題で16年5月から販売を一時休止。「こてっちゃん」で規模拡大を図った同社にとって、経営に与えた影響は大きかった。
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