三重県伊賀市で8月に開催された「2008市民夏のにぎわいフェスタ」のポスターが、第一次世界大戦時、米国で募兵用に使われたポスターに酷似していたことが分かった。10日の定例市議会で議員が質問。市側は指摘を認め、「二度とこのようなことがないようにしたい」と答弁した。 元とみられる米国のポスターは、星柄のシルクハットをかぶった初老の男性が正面を指さし、「I WANT YOU FOR U・S・ARMY」と軍隊への参加を呼びかけている。一方、フェスタの構図は同一と思われる人物が祭りへの参加を呼びかけ、衣装だけが洋服から浴衣に変わっている。 フェスタは、市や上野商工会議所でつくる実施委員会の主催。商議所によると、ポスターは実施委にも入っている印刷業者がデザインし、実施委には、市から130万円の補助金が支払われた。 メンバーには市商工観光課の職員も入っていたが、異論は出なかったという。ポスター10