アキバが急激な勢いで変化しつつある。かつて「電気街」と呼ばれ、パソコンやアマチュア無線を趣味とするコアな層が通い詰めたアキバだが、あるショップの店員は「老舗ショップの閉店や店舗縮小が相次ぎ、昔からアキバに通っていた客層がめっきりと減った」と語る。いまや、かつてのアキバを知らない“アキバ新人類”の若者がメーンの客層となり、売れる商品ジャンルも以前とは様変わりしている。“パソコンの街”から“スマホの街”へと変化するアキバで、何がヒットしているのかを取材した。 スマホと組み合わせて使うイヤホン&ヘッドホンが人気、デザイン重視の流れも スマホの街となったアキバの流れを象徴するものの1つが、イヤホン&ヘッドホン専門店の盛況ぶりだ。 2011年にアキバに出店した「e☆イヤホン」は、国内外メーカーの1000種類以上ものイヤホンやヘッドフォンを取り扱う専門店だ。店長の中川 梓氏は、「アキバが観光地化するの