NHKの「美の壺」という番組で最近「仏像」が取り上げられていました。素人ですので仏像についてうんちくするつもりはありませんが、想像・創造と形、そして言葉という最近の個人的な思考視点から見ているととても心に残ることがありましたので、その点を話しながらさらに思考を展開したいと思います。 仏像には約束事がたくさんあります。例えば、長い耳。 これは大勢の人々の声を聞くため、というところから来ています。また頭のてっぺんが盛り上がっているのは、智慧が豊かであることを示すもの。 指にある水かきのような膜。 これは命ある者を一人残らず救うためで仏が、人を超えた存在を示すものとして形づくられていると解説されていました。 そのほかにもたくさんあり、番組ではその他についても解説されていました。 番組で最初に細かく解説されたのが「手」です。ここで京都を拠点に仏像づくりを行っている仏師の江里康慧(えり・こうけい)さ