SF映画などでは、他惑星からの生命体が地球に侵略、地球人を襲撃するのが定番となっているが、科学者たちは、むしろその逆のことを心配している。 地球由来の生物が宇宙線経由でに運ばれ、火星で繁殖してしまうことを恐れているのだ。地球の微生物は、その地の生態系を大きく変えてしまう可能性が高い。 最近発表された論文によると、国際宇宙ステーションで行われた3つの実験全てにおいて、地球上の微生物が、宇宙環境で一年半に及ぶ全実験期間を生き延びることができたことが確認されたという。 火星や他惑星に着陸する宇宙船に関しては、地球からの微生物の持ち込みを防ぐため、最大限の努力を払う必要がある。そしてこの「最大限」の基準は、これらの生命体が、宇宙の旅に伴って様々な危険にさらされる中でいかに生き残るのかを研究することにより明らかになる。 この画像を大きなサイズで見る 「許容できる範囲までその数を減らす、つまり清浄度を