ロシアによって独立を阻まれたチェチェン共和国では、12年以上におよぶ紛争の中で20万人以上が命を失い、30万人が難民となっています。しかし、ロシア政府に反対する「テロリスト」としてのレッテルを貼られたチェチェン人の悲劇は、日本にいる私たちにはなかなか伝わってきません。 アムネスティ日本は、より多くの日本の方々にチェチェン紛争の実態を知ってもらうために、海外の映画祭で数々の賞を受賞したドキュメンタリー作品の『踊れ、グローズヌイ!』に日本語字幕をつけ、2007年1月に行なわれたアムネスティ・フィルム・フェスティバルで上映いたしました。アムネスティ日本では、2007年2〜12月にかけて、市民団体等の自主上映用に、この映画の貸し出しを行いました。全国37ヵ所で自主上映会が開催されました。上映に協力して下さった全国のみなさま、各地の上映会に足を運んで下さったみなさまに、深くお礼申し上げます。*『踊