香川県まんのう町吉野下の古川光子さん(82)の畑で、花びらの部分に小さな花を 14個付けた不思議なヒマワリが開花した。県農業生産流通課によると 「貫生花(かんせいか)」という現象で、「ヒマワリで見られるのは とても珍しい」と驚いている。古川さんの畑では10年以上前から、夏 になると数本のヒマワリが自然に開花しているという。 今年も8月末ごろに茎の高さが1・7メートルほどまで成長。 花を見ようと出向くと 直径約20センチの種が取れる部分(管状花(かんじょうか))の周囲に 直径約3センチの花14個が人工的にくっつけたように咲いていた。 同課が県の花農家専門指導員に聞いたところ、この貫生花は奇形花の一種で 一般的には▽肥料が多い▽高温―などが原因とされるという。 キクやカーネーションなど暑さが苦手な花で時折見られるが、夏の花の 代名詞・ヒマワリでこの現象が起きるのは非常にまれだそう。 古川さんに