ゲームブック。 かつてファミコンRPGが世界制覇する前に、 徒花のように咲いた小説(?)の形式。 そう。その本には、4番に飛べ、とか14番に飛べ、とかパラグラフが書いてあり、ページをすっ飛ばしてその先を読んでいく。 もちろん選択肢によって、その方向性が分かれていく。 果たしてあなたはグッドエンドにたどり着けるのか? (まだドラクエとか出る前の話ですよ) まあページをすっ飛ばしているうちに重要なページが視えちゃったりするのが難点ですが。 私はだいぶ買っていました。 自分で買えない分は図書館から借りだしていましたね。 そんなゲームブックも、読むのが面倒くさい、 どう考えてもコンピュータRPGの方がやりやすい。 という上位互換によって市場から姿を消しました。絶滅です。 しかし絶滅後もしばらくの間は、生きた化石が稀に出版されることがありました。 本作「送り雛は瑠璃色の」はそうした生きた化石枠でして