(上)上智大学正門。入って左側にある守衛室カウンターのところに、カード(教員証)読み取り機があり、非常勤教員は出勤したら教員証を通す。 (下)教員証の裏面。上智大学にはいくつもの門や入口にカード読み取り機が設置されているが、特定の非常勤講師だけには、「正門」で「授業開始5分以上前」に打刻することを強要していた。 15年間フランス語講師として働いてきたアマンダ・Cさん(仮名・女性)が、遅刻を理由に昨年3月、上智大学から雇止めされた。授業開始4分前にタイムカードを打刻しても彼女は“遅刻犯”の烙印を押された。監視員が物陰に隠れてチェックし、10秒単位で遅刻を記録する徹底ぶり。一方、「1分でも遅刻は許さない」と言われたアマンダさんは、教室到着時刻をiPadに記録、遅刻はしていなかったと言う。監視されて「刑務所にいるように感じた」彼女は、追い詰められてカウンセリングに通う。18年4月、彼女が所属する
![扉の影に誰かいる・・・上智大学が4年にわたり非常勤講師を監視――「30秒遅刻」「40秒遅刻」と記録 背景に非常勤5年雇止め問題](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/d58f45312940b2edf1d97138c3442a47899b79f2/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.mynewsjapan.com%2Fimages%2FdTFFdbOgwcDifJx-s7szlxw_mfc%3D%2F7173%2Ffill-200x200%2FReportsIMG_J20190313062146.jpg)