ドイツのメルケル首相率いるキリスト教民主同盟(CDU)と姉妹政党のキリスト教社会同盟(CSU)は8日、難民の受け入れを年間20万人とする方針で合意し、他党と連立交渉に入ることを決めた。 ドイツはこれまで上限を設けずに難民を受け入れてきたが、9月の総選挙で反難民を訴える右翼政党が躍進し、与党は大きく議席数を減らした。難民に寛容だったメルケル氏の路線は転機を迎えている。 自由民主党、緑の党との連立交渉のスタートを18日に控え、CDU党首のメルケル氏とCSUのゼーホーファー党首は8日、政策の基本方針を確認。難民政策について「強制送還した人々などを差し引いた受け入れの純増数を年間20万人」とすることなどを決めた。ただ緑の党には受け入れ人数の設定に批判的な声も強く、交渉が難航する可能性がある。 ドイツには2015年からの2年間で、シリアやアフガニスタンなどから100万人を超える人々が入国。今年は8月
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