ワイヤレスオーディオが取り組むべき課題のひとつに「低遅延化」がある。 昔からあるキーワードのひとつではあるが、ゲーミング需要が増加したことで重要性が増してきた。遅延(レイテンシー)とは、本来ならすぐに応答しなければならないのに、計算処理や伝送処理によって結果の反映が実際より遅れてしまう状態を指す。オーディオにおける遅延では、再生指示を出してから音が実際に発せられるまでの時間などがある。 遅延があると、映像と音声にズレが生じたり、ゲーム操作でボタンを押しても反応が遅れるといった問題が生じる。楽器演奏などもしにくい。ただし、映画においては、解決策がある。常に一定の遅延が発生し続けるため、映像と音声が0.2秒ずれることが分かっていれば、どちらかを0.2秒遅く再生すればいい。仮に出力が1秒後になったり、1分後になったりしても、映像と音声が同期していれば違和感はなくなる。だが、ゲームや楽器演奏ではそ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く